コーチング

偉大な指導者からの教え【野球選手を伸ばすコミュニケーション方法とは?】

こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。

今日は私が出会った素晴らしい指導者からの教えを公開します。

この話はぜひ参考にして下さい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私が社会人野球の選手としてプレーしていた時、最も悩んでいたのは指導者に対してでした。

一方的に押し付けてくる指導に本当に悩みました。

どれぐらい悩んだかというと…

自分の打ち方が分からなくなるほどです。

社会人野球の選手になって、まさか自分の打ち方が分からなくなるなんて思いもしませんでした。

って、

お前がたいした選手じゃなかったからだろ?

と思われたかもしれません。

それもあるかもしれませんが自分ではそれほど悪い選手ではなかったと思っています。

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それでも頭がパニックになるほど悩まされたのです。

そして、そのまま私の野球人生は終わってしまいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実はこういう例は珍しくありません。

プロ野球選手でも信じられない投げ方や打ち方をしている選手が二軍にはゴロゴロいます。

だからこそ私は自分が味わったような指導は絶対にしないと心に決めていました。

決めていたのですが…

いざ自分が指導者になってみると同じ事をしてしまっていたのです。

ショックでした。

もちろん悩みました。

でも、どうすればいいのか全く分からない。

というよりも、

なぜ自分が言っている事が選手に伝わらないのかが理解できませんでした。

自分が悪いのではなく、理解できない選手が悪いのだと責任を押し付けていたのです。

しかし、

ある指導者に出会って私の考えが間違っていた事に気づけたのです。

その偉大な指導者に聞かれました。

「質問してるか?」

って。

「え?」

意味が分かりませんでした。

指導するのに何を質問することがあるのか?

って。

なので答えたんです。

「してませんけど…」

「だからダメなんじゃないかな?」

「え?質問してないからダメなんですか?」

「うん、そうだと思うよ」

「なんでですか?」

「なんでって、そもそも選手にだって意見や思いがあるからだよ。」

「はっ!」っと、しました。

私は選手の事など考えず、自分の経験や理論を一方的に発信していたのです。

「君の場合、おそらく選手も君の意見に聞く耳を持っていなかったんじゃないかな?やっぱり一方的に言われるとどこか反発が生まれるものだよ。」

そして彼は続けました。

「コップの水が満タンなのにその上から水を注いでも、水はコップに入らないよね。あふれるだけ。君はコップの水が満タンの相手に対して指導をしてたって事だね。だから上手くいかない。まずは、相手の意見を聞いてその選手が何を考えて練習しているのか、何を求めているのかを理解しないといけないと思うよ。」

私は言葉を失っていましたが、彼の話はまだ続きます。

「そもそも、僕は自分が一方的に教えなくても選手自身がすでに答えを持っていると思ってる。そして、その選手の中になんとなくある答えを明確にする事が指導者の役目なんだと思う。そのためには質問してあげる事が一番なんじゃないかな。質問に対して答えさせる事で選手の考えを明確にしてくのが良い指導者なんだと思ってるんだけど。」

そうなんです。

確かに私は現役時代、そういう指導を求めていました。

しかし、自分が教える側に立ってみると自分がやってはいけないと思っていた指導をしていたのです。

私はこの偉大な指導者に出会う事がなかったらどれだけ選手を悩ませる指導者になっていたでしょう。

どれだけの選手を潰してきたでしょう。

そうなる前に彼に出会えて本当に良かった…

そう思う今だからこそ、この教えをブログに書かせていただきました。

少しでも参考になれば嬉しいです。

まあ、参考まで。

では、また。

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