バッティング

故グウィン氏にはイチロー選手のバッティングはおかしく見えていた…

こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。

2年前に亡くなられた故トニー・グウィン氏。

素晴らしいバッターでした。

どれほど素晴らしかったのかは彼の実績が教えてくれます。

MLB生活20年。

打率が2割台だったのはデビューした年だけです。

その打率も.289…

あとは引退するまでずっと3割以上。

通算打率は.338。

まさに打撃の神様です。

その打撃がこちらです。

そんなグウィン氏のバッティング理論はYouTubeでたくさん見れますので、ぜひ見てください。

彼より価値のあるバッティング理論が語れる人は、まずいないと思います。

もし…

もし、ですよ。

もし、この世にバッティングの正解があるんだとしたら、彼はその正解を知っている数少ない野球人ですから。

そんな彼がイチロー選手について話しているコラムが2014年に出てたんですね。
↓↓↓
13年前にグウィンが語った「イチローのバッティング」(Sportiva)

これには面白いことが書かれています。

まず、グウィン氏はこう言ってるんですね。

「僕はバッティングに関してはけっこうな頑固者です。お墓の中に入るまで自分の打撃理論が正しいと思っていると思いますよ」

そりゃそうですよね。

誰よりも正しいと思います。

そんな彼がイチロー選手のバッティングについて言っているのは…

「春のキャンプでイチローを見た時は、なんてひどいフォームなんだ、と思いました。私から見れば、やってはいけないことをすべてやっていたんです。でも、試合を通して彼のバットの操り方を見ていると、うまくやっているんです(苦笑)」

 

「いい打者であることの条件は、どの方向にも打てることだと信じています。そのためにはボールが自分の顔のレベルにくるまで待たなければなりません。ボールを捉えるのが後ろになるほどミートしやすくなりますから。イチローは……、僕には彼の上半身の動かし方がどうしても変に見えます。前につんのめって、あれではボールをギリギリまで待つことができません。でも、手は残っていて他の優秀な打者と同じで、バットのノブ(グリップ)がボールに向かっているんですよ」

 

「バッティングのカギとなるのはタイミングです。バッティングにはどんなフォームで打っても基礎的共通点があります。踏み出す足が地面につかないかぎり引き金は引けない。スイングできないということです。99年に(パドレスとマリナーズが)チャリティ試合をした時、彼が非常に大きく足をあげていたことを覚えています。彼のフォームを見て、私たちのチームはちょうどこのあたり(腰から上周辺)を攻めました。先ほど言ったように、両足が地面につかない限りバットは振れません。やはり彼はメジャーの速球に振り遅れました。今年の彼はレッグキックを省いている。彼なりにメジャーに対応したのでしょう」

 

「驚くことはまだあります。彼はメジャーでは、クラウンチングスタイルで構え手首を使う打ち方にするだろうと予想してたんです。ところが逆に、打席で真っすぐ立つようになった。さらに驚いたのは真っすぐに立っていても手がきちんとボールのインサイドに入っている! 彼の場合、完璧な打法じゃなくてもいいんですね。見た目なんてどうでもいいことなんですね」

 

恐らくですけど…

グウィン氏にはイチロー選手のバッティングは相当酷いスイングに見えてたんでしょうね。

言ってみれば彼の理論とは真逆の打ち方だったと言ってもいいぐらいなのかもしれません。

ところが…

そんな2人の選手がMLBの歴史の中でトップクラスのコンタクトヒッターとして名を残す。

面白いものですね。

しかし、よく聞いてみると…

バットを使うまでは全く違う理論。

ただ、

バットの使い方はよく似ている。

っていうか共通してますね。

まあ、参考まで。

では、また。


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