こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
僕も昔、よく言われたんです。
野球道具を大切にしないと、
「道具は大切にしろ!罰が当たるぞ!」とか…
グラウンド整備を疎かにすると、
「ちゃんと整備しろ!野球の神様に嫌われるぞ!」とか…
いけないとされる事をすると、
「罰が当たるぞ!」とか…
そうやって脅されてきました。
でも、
ある時、こんな事を教えてくれた人がいました。
「東くん、神様は罰を与えたりはしないよ。絶対にキミを嫌ったりしない。そもそも野球の神様は怒らないんだよ。」
って。
そして、その人は続けました。
「神様がいちいち怒るわけないじゃない。神様がそんなに小さい器なはずがないでしょ。神様はいつも微笑んでる。それぐらい器が大きくないとね。神様なんだから。」
そう教えてくれたのです。
それを聞いて、なぜか安心したのを思い出します。
けど、多くの大人たちは違いました。
いつも神様を持ち出しては僕に恐怖を与えてきたのです。
道具を大切にしなかったら「絶対に罰が当たる。お前はエラーする!」って。
いや、
道具を大切にしないといけない事には何の反論もありません。
けど、
どうしてそれをエラーと結びつけるのか?
理解できませんでした。
それとこれとは話が違う。
なんならメジャーリーガーを見ればいい。
グラブなんて放ったらかし。
グラブを投げるシーンだってよく見ます。
三振したらヘルメットも、バットだってポイッと投げ捨ててしまいます。
けど、
彼らは日本人より上手いしスゴい。
どういう事でしょう?
そもそも論として、
グラブを投げても罰なんて当たらないのです。
エラーと結びつくはずがありません。
ただ、
道具がなければ野球はできない。
それに感謝するのは当たり前だ。
大事にしなさい。
これは日本の素晴らしい教えです。
けど、それを教えるために恐怖と結びつける。
これは子供のためになるでしょうか?
恐怖を植え付けて盲目的に子供を支配しようとしているのでしょうが、それはマイナスに働く可能性もあるのです。
実際にいけないことをすると罰が当たると思っている子供はたくさんいます。
大人たちはマイナス思考はいけないと言いながら、マイナス思考の選手を作り出しているのです。
面白いものです。
疲れて練習から帰ってきてグラブを磨くのを忘れてしまった。
そんな日だってあるでしょう。
スパイクを磨くのを忘れてしまった。
そんな日もあります。
僕なんてしょっちゅうでした。
けど、その度に、
「あっ、今日は罰が当たるかもしれない…」
なんて思ってしまっていいんですかね?
あのイチロー選手だってバットを投げてしまった時があります。
バットを叩きつけたんです。
けど、罰は当たってません。
日本人で最もヒットを打っています。
だから、知ってほしいんです。
神様は絶対に罰を与えません。いつも微笑みながらあなたを見守っています。あなたが一瞬感情的になってバットを投げ捨ててしまったとしても、神様は微笑みながら見守ってくれています。あなたが一瞬感情的になってグラブを投げ捨ててしまったとしても、罰なんて当たりません。微笑みながらあなたを見守ってくれているのです。ですから安心してください。
ただ、僕たちは…
グラウンドがないと野球ができません。
ボールがないと野球ができません。
グラブがないとボールが捕れません。
バットがないと打てないんです。
ですから、感謝することは忘れないで下さい。
ただ、それだけです。
罰が当たるからグラブを磨く。
罰が当たるからスパイクを磨く。
罰が当たるから道具を大切にする。
そんな思考は神様はお見通しです。
道具を磨いたから良いことが起こるわけでもありませんし、道具を磨かなかったからといって悪いことが起こるわけでもありません。
ですから安心してください。
心配しないでください。
怖がらないでください。
ただ、目の前にあるもの。
ただ、当たり前のように与えられてるもの。
それに感謝するだけでいいんです。
ありがたいな。と。
ありがとうございます。と。
ただ、それだけです。
本当に、ただ、それだけ。
決して忘れないでください。
では、また。
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