こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
秋季キャンプ中にこんな記事が出ていましたね。
巨人・宮本コーチ 直江に“肉まん投法”ススメ「汚いフォームでもいい」
巨人の宮本和知投手チーフコーチ(55)が16日、高卒1年目の直江に“肉まん投法”のススメを説いた。直江は14日に行われたソフトバンクとの練習試合(サンマリン)で2回4失点。首脳陣の期待に応えられず、反省の言葉を口にしていた。
そんな右腕に同コーチは「きれいなフォームで、きれいなボールを投げるのは求めていない。汚いフォームでもいい」とアドバイス。アウトを取れるボールを投げること、投手としての原点に立ち返る重要さを力説した。
ズバリ、投球のイメージは肉まんだ。「きれいに一つ一つ丁寧に、おやきを作る感じじゃない。肉まんになればいい」。焼き餅などとも呼ばれる右腕の出身地・長野県の郷土料理を引き合いに出して説明した。
求めるのは繊細さより、思いきりの良さだ。小ぎれいにまとまらずとも、不格好でも中身が伴えば良い。この日、ブルペンで71球を投じた直江。宮本コーチのユニークな助言を受け、いつもよりのびのびと投げていた。
これ、宮本コーチは意外と大切なことを言っていると思うんですよね。
形にこだわって見栄えの良いフォームを手に入れようとする選手はたくさんいますけど、実はそれはバッターからするとものすごく打ちやすいフォームで、ものすごく打ちやすいボールだったりするわけです。
国際大会で日本のバッターたちが少し苦労をするのは、もちろん相手ピッチャーのボールの勢いや少しボールが動くからという理由もあると思いますが、日本では経験することのできないようなフォームで投げてくるからという理由も個人的にはあると思っています。まあ、要するに考え方によっては汚いフォームや汚いボールというのは武器にもなり得るということですね。
他にもめちゃくちゃなテンポで投げてくるピッチャー。これもピッチャーを育てようとしている指導者はイライラするものですけど、実は相手のバッターたちもイライラしていたりするものです。ですから、これだって武器になり得るわけです。
ですから、キレイなフォームやキレイなボールにこだわり過ぎる必要はないというのは相手のバッターを抑えられないピッチャーにとっては非常に大切なアドバイスだと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
あっ!それから…
これはピッチングだけではなくバッティングでも同じことが言えたりしますので覚えておいてくださいね。
では、また。
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