こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
これからも野球を続ける選手には松井稼頭央監督のお話が参考になるのではないかと思いましたので、そのコラムを紹介させていただきます。
――高校からプロ入りして、同時に野手に転向しました。当初はプロの高いレベルの中で苦労したと聞きますが?
まぁ、そうですね。でも、それを苦労と言っていいのかなとは思いますね。やらなきゃいけないことがいっぱいあって、それをやっていただけで、当時から苦労とは思っていなかったです。今、自分自身を振り返って言えることは、練習をできる土台があったということ。高校の時はケガばっかりしてたんですけど、プロになってから練習できる身体があったということが大きかったと思います。
――高卒2年目からは一軍で出場しましたが、高卒1年目はイースタンで24失策を記録しました。
もうミスのオンパレードでしたね。試合の度にミスしていました(苦笑)。高校の時まではピッチャーだったので、そこから野手に転向して、最初は守る位置も分からなかったですし、塁に出ても帰塁の仕方が分からなかった。そこからのスタートでしたから、とにかくやるしかなかった。練習でも試合でも、成功でも失敗でも、経験することのすべてがプラスになることだらけだったので、迷う必要もなかった。当然、ミスしたらその分、練習をしましたし、やらされもしました。それでも試合で使ってもらったことがありがたかったですし、練習できる体力、土台が自分にはあったのが大きかったのかなと思います。
――現役時代の経験を踏まえて今のライオンズの若手選手たちにアドバイス、メッセージを送るとすれば?
やればやるだけ身につきますし、成長できる。当然、ミスすることもあるし、成功することもある。その繰り返しです。その中で大事になるのは、気持ち的な部分。絶対にレギュラーになる、絶対に一流選手になるんだと思って毎日を過ごせるか。自分に何が足りないか、どうしたら一流選手になれるかということを感じ取ることも大事ですし、それが分かったら全力で取り組むこと。悔いなくやり切るっていうことは非常に難しい。
僕自身、もう引退しましたけど、まだまだできたんじゃないか、もっともっと練習できたんじゃないかと思いますし、技術の追求には終わりはない。とにかく野球を好きという気持ちを持ったまま、追求してもらいたい。
『技術の追求には終わりはない』
そのためにも練習できる体力を手に入れてこれからも野球を追求し続けてほしいなと思います。
まあ、参考まで。
では、また。
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