こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
昨日はこんなプレーがありました。
9回表1点を追いかける阪神タイガースの攻撃で状況は一死三塁。
そこで出たサインはギャンブルスタート。
すると、こんな結末が待っていました…
この結果について矢野監督は三塁走者の植田選手をかばっていましたね。
阪神・矢野監督、最後のサインは“当たりゴー” 植田をかばう「俺がそういうサインを出した」
1点を追う9回1死三塁からの左飛に三塁走者が戻れずに併殺で終了。矢野燿大監督(50)はバットが投球に当たれば走る“当たりゴー”の指示だったことを示唆し、最後まで攻め抜いた野球に確かな手応えをにじませた。
虎党の大歓声が一瞬にして深いため息に変わった。1点を追う9回1死三塁。高山が益田の148キロの直球を捉えた一打が左前へ。清田に横っ跳びで好捕され、同点の本塁へ向かって走っていた三塁走者・植田は戻れなかった。併殺での試合終了。決して走塁ミスなどではなく、矢野監督が攻めた結果だった。
「俺がそういうサインを出しているんだから。別に海(植田)を責めることはない。俺がそういう指示を出しているんでね」
植田も「サイン通りです」と強調し、下を向かなかった。1点を奪えば延長戦へ持ち込める状況。バットに投球が当たった瞬間に突入する「当たりゴー」の作戦だった。前進守備の正面へ内野ゴロが飛んだとしても勝負できる反面、相応のリスクと背中合わせのギャンブル。たとえ裏目に出ても、勝負に出た末の結果に悔いはなかった。
「最後は、ああいう形になったけど、それは俺の責任の中だからね。よくやってくれたと思う」
選手たちの奮闘をたたえる言葉は本心からだ。植田は9回無死一塁で送った代走だった。梅野の打席では自らの判断で猛警戒をかいくぐって5球目に二盗を決めた。「凄いよ。あれが海の良さ。あそこで走るというのは勇気がいることだしね」。チームと同様に成長過程にある23歳の決断と実行を評価し、失敗よりも成功体験を自信につなげてほしいと願った。
矢野監督は男気を見せたのでしょうけど…
個人的にはちょっと反省するべきプレーだったんじゃないかと思っています。
そこで、ちょっと整理したいんですけど…
まあ、サインはギャンブルスタートなのでバッターの高山選手もそれはわかっていたはずです。
というのも、もしこの場面で『ゴロゴー』のサインが出ていたとしたら、その場合はバッターにそのサインを知らせないチームもあるんですね。
それはバッターが無理矢理ゴロを打ちに行ってしまう可能性があるからです。
ゴロよりもヒットを打ってもらいたい。だけど、ゴロなら1点を取りたい。そういう時のサインは『ゴロゴー』だと思うんですが、今回のサインはギャンブルスタート。
要するに『バットに当たったら迷わず走れ!』というサインだったわけです。
ですから、そういう場合はバッターにもそういうサインであることを伝えますよね。
そしてバッターにはゴロを打ちにいってもらうものだと思います。
まあ、もちろん結果的にフライやライナーになってしまったりするのは仕方がないことですがバッターはできる限りゴロを打ちに行きます。
ですから、矢野監督とすれば高山選手にはしっかりとゴロを打ってもらいたかったのではないかと思うんですね。
それから次に三塁走者の植田選手ですけども…
もちろんサインはギャンブルスタートだったわけですから当たった瞬間に走り出すのはよくわかります。そういうサインなわけですからね。
ただ、万が一打球が上がってしまった時は帰塁できるかどうかは別としても帰塁するものだと思うんですけどね。
まあ、今回はその万が一の打球が飛んだわけですが、個人的には「もしかしたら打球を見てなかったんじゃないか?」と疑ってしまうほどの衝撃的な走塁です。
植田選手は前回の福留選手の件もあるので「まだ代走という仕事は…」と思ってしまうんですが…
もちろん、チームがそれで良いというんであればそれで良いんでしょうけど野球少年たちにはこれで良いんだとは思ってほしくないですね。
三塁走者の時は例えギャンブルスタートのサインが出ていたとしても、打球が上がったら基本的には帰塁しようとしてほしいなと思っています。
まあ、参考まで。
では、また。
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