こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
フィラデルフィア・フィリーズのジョン・マリー打撃コーチがコーチの働き方を教えてくれていましたので、今日はその動画を紹介させていただきます。
メジャーの指導者はどういう方法で選手たちを導いているのでしょうか。フィリーズの打撃コーチを務めるジョン・マリーがインタビューに答えてくれました。#字幕付き動画 pic.twitter.com/EGruyPBbHT
— MLB Japan (@MLBJapan) 2019年3月14日
当たり前の話なんでしょうけど、やっぱりMLBのコーチというのはレベルが高いですね。
参考になる話ばかりです^^
いきなりこんな質問からスタートするんですが…
一つの理論をみんなに適用させようとする。そういうことはこの世に少なくないと思いますが…
ジョン・マリー打撃コーチはこんなことを言っています。
1年間素晴らしいコーチとして働いた人が次の年にはてんで頼れないコーチになってしまう。それは自分の打撃哲学が変わったから。こういうことがあってはいけない。
と。
こんなことは当たり前の話なんですが、この時代の情報に振り回されてそうなってしまってる指導者って野球界には結構いますよね^^;
でも、「そういうことがあってはいけない!」とジョン・マリー打撃コーチは言っておられるわけです。
では、コーチとしての勤めというのは何なのか?
ジョン・マリー打撃コーチはこう言っています。
選手のやり方を理解することです。選手の良い時はこうで、果たしてどの部分がその「良い」を作っているのかを見てあげる。そうしたら崩れた時に戻してあげることができる。
と。
さらに…
それぞれがどういう状態にあれば良いか理解できていれば選手が困っている時に私が助けてあげられる。
と。
そして、バッティングについてはこんなことを言っています。
問題はどれだけ飛ばしたかではなく、理想の形で打てているか。過剰に回転して持っていくのではなく、正しい形で打てているのか。ゾーン内のボールを確実にしっかりタイミングを合わせて捉えられているか。そして、しっかりバットを振り切ってヒットゾーンに飛ばせているか。そういうところを私は確認しています。
と、おっしゃっています。
まあ、とにかくジョン・マリー打撃コーチは「選手を知ろう」としています。そこをぜひとも見習いたいですね。
というのも自分の意見ばかりを伝えて選手の思いを知っている親や指導者というのがほとんどいないからです。
試しに息子さんでも、あなたが教えている選手でも誰でもいいので誰か一人を思い浮かべてみてください。
そして、ご自分の胸に手を当てて自分自身に聞いてみてください。
「彼はどんなバッターになりたいと思っているんだろうか?」って。
「彼はどういうリズムでバッターボックスに立ちたいと思っているのだろうか?」って。
きっと知らないお父さんや指導者さんがたくさんいるはずです。
自分の意見は伝えるのに…。相手の思いは汲み取らない。
こんな人は指導者失格でしょう^^
でも、こういう人で溢れているのが野球界だったりするんですね。
そういう意味ではこのジョン・マリー打撃コーチの話は大いに参考にしてもらいたいと思います。
それから…
あとは実際にバッティング練習をしているシーンですね。そこは、ぜひ、ゆっくりとご覧いただければと思うんですが、どなたかがツイッターで「イチロー選手はフリーバッティングでは最もホームランを打つ」みたいなことをつぶやいておられたんですが、それって逆に言うと「MLBの選手たちはフリーバッティングでホームランを打たない」とも言えるんですよね^^
まあ、それは動画を見てもらえればわかると思いますがMLBの選手たちもコンタクトにフォーカスしている選手が多いということですね。
で、少しだけ個人的な考えをお話させていただきますと…
バッティングを作り上げていくのって2種類の方法があると思っているんです。
1)無駄を省いてから振れるようにする
2)振れるようにしてから無駄を省く
ここはどっちでもいいと思ってるんですけど…
個人的には同時に手に入れようとしている野球選手を指導する時は困ります^^;
まあ、それ以上にどちらかだけにしか興味のない野球選手もいるので、そんな選手は論外ですが…
実は今、残念なことに論外な選手が増えているんですよね。
ですから、あなたには論外な選手になってほしくないなと思っています。
まあ、参考まで。
では、また。
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