こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
今年はいろんな出会いがありましたので、この本を買ったんですが…
Number(ナンバー)930号 清原和博「告白」(Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
この本の中でたまたま読んだ川崎選手の記事が面白かったので紹介させていただきます。
日本で教わったことのない野球がそこにあった。今、川崎の打撃は大振りだ。守備も基本に忠実というよりスピード重視。アメリカで習得したスタイルそのままに臨んでいる。
「日本とアメリカのいいトコどりをできればよかったけど、それは都合のいい話だ。日本で培ったものを全部ぶっ壊してきた。日本野球への対応で困ることはあるけど、慌ててもしょうがない。諦めました(笑)」
それ以上に変わったのはメンタル。「行った価値がある」と川崎は言う。
「僕は特にラテン系の選手と仲が良かった。ブルージェイズの頃はレイエスやバティスタ、エンカーナシオンとよく飲みに行った。テキーラを飲んで踊ってたよ。彼らは楽しめ、プレイハード(激しくいこう)とは言うけど、ナーバスという概念がない。日本人はいい緊張感ってやつで上手くアクションを起せるすごい人種。でも、アメリカではそれはなかった。その2つの文化に優劣はない。とにかく僕にとってすごく刺激的だった。だから、日本の若い選手にも言いたい。楽しめと。イチローさんの時も言ったけど、ボールで遊ぶのよ。プレイボールなんだから。『プレステ』のプレイも同じ。ゲームする時に肩の力を入れたり、顔を強張らせたりしないでしょ。試合が始まったら、さあ真剣にボールで遊ぼうよ」
(中略)
「今の日本は練習のやり過ぎ。僕もかつては練習に追われて、練習に逃げていた。試合に合わせなきゃ。体を動かすだけじゃない。頭と心の準備も大切だと思う。それもアメリカで学んだこと。初めはショックだったけど、そういう野球もがあることも知った。」
確かに昨日の試合で打ったライト線への二塁打もかなり強く振っている印象でしたが、日本に帰ってきてからの川崎選手はしっかりバットを振っている印象ですね。
それから昨日の試合ではスライディングバックハンドキャッチも魅せていましたし、何より野球が楽しそうに見えます。ただ、守備で基本よりスピードを重視できるというのはそれだけ基本がしっかりと染み付いているからだと思います。メジャーリーガーたちが守備のことを話している動画を見てもやっぱり共通したことを言っていますからね。その基本を知らずにスピードを重視するのは危険だなと思いますので、そこは間違えないでほしいなと思いますが…
こうやってMLBを経験した選手が日本の野球に刺激を与えてくれるのは個人的には良い傾向だなと思います。今年のシーズンが終了して青木選手がアルトゥーベ選手のことを話す日が来る思うとワクワクしますね。そうやって日本野球が発展していってくれれば嬉しいですね。ですから、まずは川崎選手の言葉をあなたの野球の上達に役立ててみてください。
では、また。
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