こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
10月に行われたドラフト会議で広島東洋カープからドラフト1位で指名された小園選手。彼の記事が参考になりそうだったので今日はその記事を紹介させていただきます。
転機は1年前だ。報徳学園は秋の兵庫大会3回戦で明石商に敗れ、翌春のセンバツ出場が絶望的になった。寮ではなく自宅通いの小園は、明石トーカロ球場からの帰りの車内で家族会議を行った。
なでしこリーグの前身・Lリーグでプレー経験がある元サッカー選手の母・こず江さんがこう言う。
「『これからどうする?何が足りないと思う?』と海斗に聞くと、『技術もそうやけど、一番は勝ち抜く体力かな』と言うんです。『それなら体を大きくしよう。朝から変えよう』と。朝練に出ないと決めたんです」
体を大きくするために練習をしないという。報徳学園の朝練は冬季は自主練だが、主力選手が顔を出さないのは勇気がいる。案の定、他の部員の「小園来てないやん」との声が耳に届いた。
こず江さんが続ける。
「朝から動いていたら体重はなかなか増えません。『誰に何を言われようが、結果を出せば言われなくなるから。朝練は朝ごはんや』と言って聞かせ、毎朝300グラムのご飯が入る大きな茶碗で2杯をノルマにしました。体が重くなって足が遅くなっては意味がない。増量しても持ち味のスピードを殺さないよう揚げ物を控えたり、細心の注意を払いました。報徳の1年先輩でエースだった西垣さん(早大1年)の家が兼業農家をされていて、お米を送ってくださるので大変助かりました」
2年時に参加したU18高校日本代表でチームメートだった清宮(日本ハム)を見て、パワーアップのための食事やトレーニングの重要性を感じていた。もともと、食は太くなかったが、2年秋から3年春までの母との「朝の食トレ」が奏功し、73キロから80キロの増量に成功した。一冬を越えて打球は力強さを増し、欲しかった「体力」を手にした今夏は甲子園8強。中日1位の大阪桐蔭・根尾に並ぶ4球団が1位指名で競合するトップ選手に駆け上がった。
この話は多くの野球選手の参考になる話だと思います。結局、アスリートにとって大切なのは【運動・栄養・休養】ですからね。【運動】だけに偏ってしまうのは良いことだとは思いませんし、【休養】に対する考え方もこの日本ではまだまださみしいものがありますね。それでもアスリートであれば【運動・栄養・休養】のバランスには気をつけてほしいなと思います。
まあ、参考まで。
では、また。
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