こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
そういえばフルカウントさんが面白いコラムを出していましたよ。
三振率下位の選手はどうなのか。下位10傑を見てみよう。
54安達了一(オ).125(514打席64三振3本塁打 打率.219)
55吉田正尚(オ).124(598打席74三振26本塁打 打率.321)
56中村晃(ソ).117(580打席68三振14本塁打 打率.292)
57内川聖一(ソ).108(296打席32三振8本塁打 打率.242)
58島内宏明(楽).0993(453打席45三振11本塁打 打率.292)
59鈴木大地(ロ).0986(558打席55三振8本塁打 打率.266)
60福田周平(オ).096(345打席33三振1本塁打 打率.264)
61銀次(楽).085(552打席47三振5本塁打 打率.276)
62荻野貴司(ロ).071(351打席25三振2本塁打 打率.287)
63藤田一也(楽).052(289打席15三振4本塁打 打率.266)タイプの違う打者が並んでいる。一番三振率が低い楽天・藤田やロッテ・荻野はMLBで言うところのスモールボーラーだ。さらに楽天・銀次やソフトバンク・内川など、3割の常連だったアベレージヒッターも入っている。これらの打者は確実性が売りだった。
そんな中で、オリックスの若き主砲・吉田正の名前がある。彼は26本塁打を打ち。打率も.321をマークしながら、三振率は.124。これは確実性も長打力も兼ね備えた優秀な打者であることを示している。
ここではこのブログでも書いたようにオリックスの吉田正尚選手が確実性と長打力を兼ね揃えたバッターだという事が書かれています。※注【オリックス・吉田正尚選手】フルスイングに対する誤解|ベースボールバイブル・オフィシャルブログ
そして、今シーズンの活躍が認められ侍ジャパンにも選出された楽天の田中選手に関するこんな記事も目にしました。
2つの数式がある。「25÷59」=0・42…(約42%)。「101÷465」=0・21…(約21%)。これは「三振÷打席」を当てはめ、三振率を計算したものだ。今季新人王の候補である楽天田中のデータ。1年目は約42%の三振率だったが、2年目の今季は半分以上も減っている。
打率も昨季の1割1分1厘から、2割6分5厘にまで上げた。何より1割5分8厘だった出塁率が、3割2分3厘にまで伸びた。「いや~、たまたまです。本当に、何でなんですかね」と、とぼけてみせるが、そこには、ある人の言葉が支えとなっていた。
1年目は51試合で、6安打、1本塁打。このままでは駄目だと悩んでいた。そんな時だった。岸と会話するタイミングがあった。「どうしたら、いいと思いますか?」の問いに「三振しなければいい」と先輩から言われた。
普通の人なら思うかもしれない。言葉では分かっていても…。なかなか、実践することは…。それでも、田中はその言葉を胸に刻み、体現してみせた。今季105試合で、本塁打は「18」にアップ。初の侍にも選出された。「ボールを良く見るようになったし、無駄なスイングが減った気がする」。
ただ、勘違いしてほしくないのはこういう記事を紹介して「フルスイングをするよりももっとバットに当てることを考えましょう!」と言いたいわけではないんですね。そんなことより覚えておいて欲しいのは「コンタクト能力(バットに当てる能力)」というのは大人になってから上げようと思ってもそうそう上がらないという説があるということです。ですから正直な話、楽天の田中選手のように三振率が半分になるなんていうのは驚くべきことなんですが…。ここで私が伝えたいのは小さいうちからしっかりバットを振った上でバットに当てるという練習もしておいた方がいいですよということです。実際に柳田選手も吉田正尚選手も小さい頃から強いスイングができていたのかどうかは置いといて小さい頃から全力でボールを打つ練習をしていたと聞きますからね。その結果、出来上がったのがこのスイングなんでしょう。
ただ、ハッキリと伝えておきたいのはスイングスピードだけ真似できてもダメなんだということです。そのことをしっかりと頭に入れて振れるバッターを目指して欲しいなと思います。
まあ、参考まで。
では、また。
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