バッティング

【オリックス・吉田正尚選手】フルスイングに対する誤解

こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。

今年の2月28日、私はこんな記事を書きました。

今日は少しだけ吉田正尚選手の本当のスゴさをお伝えしようと思います。

(中略)

実は彼が持っている素晴らしい技術というのがボールコンタクト能力です。

そもそも、あなたは彼が滅多に空振りをしないバッターだということをご存知でしょうか?

この話を聞いて意外に思われた方もいらっしゃるかもしれませんが彼が空振りをする確率というのはわずか6%だと言われています。同じようなフルスイングで話題になるソフトバンクの柳田選手の空振り率が10%を超えているという事から考えると、この6%という数字がどれだけスゴい数字かわかってもらえると思います。しかも、彼の場合、空振りをするのは浅いカウントの時だけです。要するにツーストライクになると彼はスイングを変える傾向があるんですね。その証拠に彼の三振数を見てください。

2016年が258打席で34三振、2017年は268打席で32三振。ですから、彼の三振率は2016年が.132で、2017年はわずか.119ということになります。

これがどれくらいスゴい数なのかというのをわかってもらうために昨シーズン、パ・リーグで首位打者を獲った秋山選手(西武)の三振率と比べてみましょう。秋山選手の昨シーズンの打席数は659打席。そのうちに三振をしたのが『97』。ですから、その三振率は.147ということになります。では、打率2位の柳田選手(ソフトバンク)はどうなのかというと551打席で123三振ですから、その三振率は.223。打率3位の茂木選手(楽天)は450打席で84三振ですから、その三振率は.187ということになります。

ちなみにセ・リーグを見てみると首位打者の宮崎選手(横浜)は523打席で47三振ですから、その三振率は.090。これは異常ですが2位のマギー選手(巨人)は586打席で107三振なので三振率は.183。3位の大島選手(中日)が521打席で66三振なので三振率は.127ということになります。

まとめると…

秋山選手(西武) .147
柳田選手(ソフトバンク) .223
茂木選手(楽天) .187
宮崎選手(横浜) .090
マギー選手(巨人) .183
大島選手(中日) .127

吉田選手(オリックス) .119

このように両リーグの上位3傑と比べてみても吉田正尚というバッターのコンタクト能力がいかに優れているかがわかると思います。ですから、僕は彼が大学一年生の時から『彼は青木選手のようなバッターになれる!』と言い続けているわけですね。彼のコンタクト率から考えるとホームランバッターというイメージではないということです。ただ、彼が本気でホームラン王を目指すのであればそれはそれで可能です。ただ、その場合は彼の中に『三振をする勇気』、要するにコンタクト率を落とす勇気が必要です。それがあれば彼はホームラン王を間違いなく獲るでしょう。でも、僕が彼と話してきた印象では、彼はコンタクトヒッターとして生きていこうとしているように感じています。これは勝手な僕のイメージですが、彼は3割20本を続けていくバッターとして生きていこうとしているのかなという印象です。

【オリックス・吉田正尚選手のバッティングから考える】バッターに必要なバッティング技術とは?|ベースボールバイブル・オフィシャルブログ

そして今日、Sportivaさんからこんなインタビュー記事が出ていました。

オリックスの主砲・吉田正尚は
フルスイングについての誤解を解きたい

──あらためて、吉田正尚選手にとってフルスイングとは?

「僕のフルスイングを誤解している方もいらっしゃると思うんですよね。どんなボールがきてもブンブン振り回すイメージが定着しているんじゃないかと。全身を使ってバットを振り、ボールに強く当てることは意識していますが、しっかりコースを見極めて打っています。僕は空振りの三振が嫌いなので」

オリックスの主砲・吉田正尚はフルスイングについての誤解を解きたい|スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

今年(2018年)の三振数は598打席に立って三振数は74。その三振率は.124ですからね。彼のバットに当てるうまさがこういう数字に現れているわけですが、なぜかそこは注目されません。そして、こういう話を知らない多くの野球選手が吉田選手や柳田選手のスイングの形だけに憧れて真似をしてしまうのでしょう。ところが吉田選手も柳田選手もバットに当てるのは相当うまいという現実があります。そのことだけはどうか忘れないで欲しいなと思います。

まあ、参考まで。

では、また。

あっ!

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