こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
今シーズンは西武ライオンズの源田選手が遊撃手のシーズン最多補殺数を更新する素晴らしい活躍を見せてくれました。
それまでの記録は1948年に杉浦清選手(中日)がマークした502補殺ですからね。なんと70年ぶりに記録を更新するという快挙だったわけです。それでいて失策数はわずか11で、その守備率は.986。これは前代未聞の遊撃手が誕生したと言っても過言ではないと思います。
そして、もう一つの快挙はというと…
DeNAベイスターズのロペス選手ですね。なんと史上初めて一塁手として守備率1.000(10割)を達成してしまいました。確かに出場試合数は108試合と少なめですが、それでも946回あった守備機会を無失策だったんですから素晴らしいですよね。まあ、わかっている人はわかっていると思うんですがロペス選手の守備というのは一見の価値がありますので、ぜひご覧になってみてください。
それから今日は外野手の数字も見ておきましょうか。
その中でも今回は刺殺(PO=putout)の数に注目してみましょう。外野手の刺殺数というのは基本的には飛球(フライ)を処理した数を表しているわけですから外野手の刺殺数の多さはその外野手の守備範囲の広さを表していると考えて間違いないと思います。まあ、やっぱりセンターの選手の刺殺数が多くなる傾向があるのでポジションも影響しますけど、とりあえず見てみましょう。
セ・リーグのトップは中日ドラゴンズ・大島洋平選手の282刺殺で、パ・リーグのトップは日本ハムファイターズ・西川遥輝選手の309刺殺でした。こうやって見ると、やっぱり走れる選手だなとという印象ですが…
まあ、せっかくですから外野手の刺殺記録を紹介しておきますと日本記録は1948年に読売ジャイアンツの青田昇氏が記録した391刺殺でパ・リーグ記録は1963年に南海ホークスの広瀬叔功氏が記録した353刺殺です。
こうして見ると1シーズンで300刺殺以上を記録できる外野手というのはプロの世界でもトップクラスの外野手だと言えるのではないでしょうか。これをアマチュア選手が参考にするとしたら【300刺殺÷144試合=2.08刺殺】。意外に思われるかもしれませんが外野手って1試合に2個以上フライを処理できたら出来る外野手って言われるんですね。ですからアマチュア選手も1試合2〜3個フライを処理することを目標にしてみてください。
あっ!ちなみにMLBの記録は1928年にテイラー・ドゥーシット選手が記録した547刺殺です^^;
まあ、この記録は古すぎますし、当時はどんな野球をしていたかわからないのでこの記録は置いといて…。最近で見ると1999年にアンドリュー・ジョーンズ選手が記録した493刺殺です。
「アンドリュー・ジョーンズ…???」ってなりましたか?
そうなんです。あの楽天で活躍したアンドリュー・ジョーンズ選手です。彼が1981年以降では外野手として最高の刺殺数を残しているんですね。その数は493刺殺。この年、彼は全162試合に出場していますから、その数字は【493刺殺÷162試合=3.04刺殺】。なんと世界のトップ選手というのは1試合に3個以上フライを処理してしまうということです。
この日本では菊池選手や源田選手のように補殺記録を塗り替えてくれる内野手が出てくるようになりました。ですから次は外野手ですね。今後、青田昇氏の391刺殺という数字を塗り替えてくれる外野手が出てきてくれることを期待したいと思います。
まあ、参考まで。
では、また。
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