こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
ツイッターの中で面白い動画があったので、まずはご覧ください。
ドラフト1位候補の報徳学園・小園海斗が目指す境地 ⑧
「渡辺元智監督が指摘する小園が疎かにしている守備の基本」
◎守備の基本→打球に対してしっかり正面に入る
⭕正面で捕球してない場合
→ボールのイレギュラーに対応できない
↕️
⭕正面で捕球した場合
→ボールのイレギュラーに対応できる pic.twitter.com/kfWgqrBG2j— や す ぽ ん く ん@FCU (@yasu_pon21) 2018年10月8日
まあ、突っ込みどころが満載でどこから話せばいいのか迷ってしまうんですが…
まず、そもそもの話として言っておかなければいけないのはエラーをしたシーンの時の状況は一死一塁です。ですから、エラーをした小園選手はダブルプレーを狙った動きだということを解説されている渡辺氏を含めてツイッターの中でもほとんどの人が理解していないのが一つ。
まあ、これは「正面で捕れ!」という意見にひたすら反発したい人が多いからではないでしょうか。その前に状況があってプレーがあるんですからね。誰かの意見に反発する前に状況を知ることは大切だと思います。そういう意味ではこのシーンはダブルプレーを狙うプレーなわけですから渡辺氏のおっしゃるように(ただ、渡辺氏も状況を把握されてませんが…)正面で捕るべきだったと思います。ただ、実際は小園選手は正面で捕球しようとしています。だって何度も言いますがダブルプレーを狙うシーンですからね。ですが、この時はたまたまバウンドが変わったので正面から外れてしまったんでしょう。
それから渡辺氏は捕球姿勢の時にファーストの方に向いていると指摘されていますが、それはダブルプレーでセカンドに投げることを考えれば、これくらいの角度は何の問題もないと思います。
それからそれから正面で捕球をした方がイレギュラーに対応できるっていうのはやめてほしいですね。グラブ側の腕が自由に動かせない姿勢の方がイレギュラーを捕れるということはありませんので…。まあ、その試合の価値(一発勝負)や状況(走者が二塁にいる場合)で後逸してしまうよりも前に落とした方が良いということは確かにあります。ですから「正面に入った方がイレギュラーは捕れないかもしれないけど前に落とすことはできるんだよ」ということであれば渡辺氏の意見はごもっともでしょうね。それを良しとするかどうかは個人の価値観でいいと思います。
それから根本的な話として、これはエラーではなくヒットと記録されてもおかしくないプレーです。こういうのをエラーにしてしまうと本当に攻めれない内野手ばかりが育つので(これは国際試合でしたが…)日本の野球を、日本の内野手を世界基準にするためにも内野手が攻めてセーフになったものは全てヒットと記録してもらいたいですね。MLBでも内野手が攻めて後逸したり、ファンブルしたものはそのほとんどがヒットと記録されます。時々信じられない判定もありますが、そうすることで内野手は攻めれるし、エキサイティングなプレーが多くなっているように思います。ですから記録のつけ方も変わるといいなと思っています。まあ、これに関しては私の勝手な願いですが…
ただ、日本的な男気として小園選手は「すまん!」とか「悪い!」とひと言言えればかっこいいですし(MLBの選手は自分は悪くないという顔をしますが…^^;)、ピッチャーも「心配すんな!」とか「大丈夫や!」って言えればチームとしてはまとまっている感はありますよね。
そして、最後にこういうプレーをどう反省して、どう次に生かすのかの話なんですが…。というのも、それが最も大切な話だと個人的には思いますので、その話をしたいんですが…
私は渡辺氏とは違って小園選手にはひたすらハンドリングレベルをあげてほしいと思います。まあ、映像のプレーはフォアハンドで取りに行ったわけではありませんが…。「あの打球捕れなかっただろ?フォアハンドで捕りに行くからだよ。だから正面で捕る練習をしよう」。これって一見その選手のことを思っているように見えますが、実はその選手のプレーの選択肢を少なくしてしまってるんですよね。ですから私なら「あの打球捕れなかっただろ?お前、フォアハンドの技術ないよな。ほら、ハンドリングの練習するぞ!」と言ってあげたいですね。
まあ、これは私の勝手な意見ですので聞き流しておいてください。
では、また。
最新情報をお届けします
Twitter でベースボールバイブル出版をフォローしよう!
Follow @PROSHOP_AZUMA
最近のコメント