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【引退される山口鉄也投手から学ぶ】能動的な野球選手でいよう!

こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。

なんと…

ジャイアンツの山口鉄也投手が引退するそうです(泣)

若い人はあまり知らないかもしれませんがまさにどん底からスーパースターになったのが山口投手なんですね。どれくらいどん底にいたのかというと、これくらいです。

どん底からはい上がって、巨人で夢をかなえた。高校卒業後、ダイヤモンドバックス傘下のマイナーで4年間プレーした。メジャー昇格の夢かなわず、日本に帰国。横浜(現DeNA)、楽天の入団テストに落ち、「これが最後」と受けた巨人に合格し、育成選手で入団した。「拾ってくれた」と恩義は強く、いつも感謝の思いを白球に込めた。

巨人山口鉄也が引退“育成の星”9年連続60登板|日刊スポーツ

山口投手がジャイアンツの育成選手として入団したのが2005年。そして2007年に支配下登録されて、2008年からはプロ野球記録の9年連続60試合登板を達成。2007年~2009年の3連覇と2012年~2014年の3連覇、この2度の3連覇に大きく貢献したのが山口鉄也選手なんですね。年俸240万円で入団した育成選手が3億2000万円/年まで稼いだんですから、まさにシンデレラストーリーでした。それと山口投手には弊社が主催させていただいたトークショーにも出演していただいたので本当に寂しい限りです…

さて、そんな山口鉄也投手に関する記事でこんな記事がありました。

山口鉄はマウンドでは表情を崩さず、黙々と投げる「仕事人」だが、根は情に厚く、人間味にあふれる。数年前の内海らとのグアム自主トレ。バーベキューで和気あいあい盛り上がる中、山口鉄は箸を止め、若手に熱く語りかけた。「何で内海さんや先輩に、もっと聞こうとしないの?」。先輩の内海でさえ、一瞬固まった。「みんなにもっと良くなってほしい」。山口鉄の目には涙があふれた。

食事中に後輩へ涙の熱弁/巨人山口鉄也こんな人|日刊スポーツ

どん底から這い上がってきた山口投手ですからね。目の前に生きた教材がいるのに何も質問しない若手選手が理解できなかったんでしょう。でも、こういう選手多いですよね。要するに悩んでない選手ね。だから質問することがないんですよ。まだ野球選手として何の実績も残してなくても…

まあ、もちろんその選手が持って生まれた素質(資質)というのはあると思いますよ。でも、普通は野球選手として成功しようと思ったら必死に勉強してね、勉強したら混乱が始まって…。そしてめちゃくちゃ悩むんですよね。そうしたら誰かに聞きたくなるものですよ。「こういう時はどうやって解決したのか?」とか「なぜ、そういうフォームになったのか?」とか…。聞きたいことが山盛り出てくるはずなんですよね。

例えば、今は情報過多の時代でしょ?それで混乱してる野球選手も多いと思うんですよね。でもね、別に混乱なんて悪いことでも何でもないんですよね。多いに混乱して、多いに悩めばいいんですよ。そして、いろんな人に教えてもらえばいいと思います。要するに野球選手でいる限りはね「能動的」要するに「自発的」でいてほしいんですね。決して「受動的」要するに「受け身な自分」でいてはいけないということです。受け身でいると潰されますよ。まあ、もちろん能動的な選手でいるからといって成功できるわけでもありませんけどね…。ただ、せっかく野球選手でいれる限りは能動的な選手でいた方がいいんじゃないかなと思うんですよね。それは多分、私も受動的な野球選手だったからなんでしょうね…。だからこそ思うんですけど、もっと能動的な選手が増えればいいなと思っています。

まあ、参考まで。

あっ!

最後に山口投手が引退されるということで、今日は過去に山口投手に答えてもらったアンケート用紙をプレゼントさせていただきます。この質問に対する回答も山口投手らしさが出ていますので、ぜひ参考にしてください。

では、また。

 

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