こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
数年前(昨年あたりから?)からでしょうか…
フライを打つことが良しとされるフライボール革命がいろんなところで叫ばれてきているわけですが…
実は10年以上前にそのフライボール革命をいち早く取り入れたプロ野球選手がいるのをご存知でしょうか?
10年?いや、2004年から取り組んだとされているので今から14年前の話になるんですね。
その14年前にフライを打つことでバッティングを変えようとした選手というのが当時、千葉ロッテで活躍していた小坂誠選手です。
当時の小坂選手のバッティングを分析してみると「ゴロヒットよりフライヒットが多い」という分析結果が出たようで、それをキッカケに低い打球を打つバッティングから外野へ飛ばそうとするバッティングに変えたというのが今から14年前の2004年の出来事です。
いいですね〜
だって、もうすでにフライボール革命に取り組んでいた選手がいるわけですから、その選手がその後どういう数字を残したのかを見れば何かを感じることができるでしょう?小坂選手の身長は167センチ、体重は63キロとなっていますので似たような体格の選手にとっては参考になるのではないでしょうか?
ということで小坂選手が残してきた成績を見てみましょうか。
お〜、確かに2005年はキャリアハイの数字が残ってますね。打率.283はキャリアハイですし、本塁打4という数字もキャリアハイです。長打率の.402もキャリアハイですね。まあ、でも1999年にも打率.280の数字を残してますし、1998年、1999年、2003年には本塁打も3本ずつ打ってるんですが…。それに1999年は長打率も.378という数字を残していますし、出塁率に関しては1999年の方が結果的には良い数字だったみたいです。
まあ、フライボール革命前の小坂選手がゴロを打ちにいっていたとは思いません。革命前はヒットを打ちにいってたと思います。それが革命後にフライを打ちにいったということですよね。で、それを数字で見てみると実際にはそう大差がない数字が並ぶわけです。身長167センチ、体重63キロの選手が低い打球を打とうとしようが、フライを打とうとしようが結果を見てみると数字としてはそうそう大差がない数字が並ぶんですね。
だからこそ伝えたいのは『低い打球を打とうとするのか、フライを打とうとするのかは好きなようにすればいいのでいつまでもそんな話をしてないで、もっと本質的な部分を変えていこうとした方がいいんじゃないんですか?』ということです。フライを打ちにいけばすぐにホームランが出ると思っている人もいるようですが、まあ、そんなに簡単にホームランが打てたら苦労しませんからね。実際、小坂選手の数字を見てもそんなに簡単にホームランは打てていませんから。やっぱり本質的な部分を変えていかないと自分が打つ打球というのはなかなか変わってきません。ですから、もっと本質を見るようにしてほしいなと思います。
低い打球を打つとか、フライ打つとかよりも、もっと変えないといけないところがあると思いますよ。
まあ、参考まで。
では、また。
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