こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
先日、5年連続二桁勝利を達成したニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手。彼が日本を代表する『勝てるピッチャー』であることは言うまでもないんですが…。そんな彼の凄さについて書かれているコラムがあったので紹介します。
成功の背景には守備含めた総合力
ただ投げるだけでなく、守備、けん制のうまさでチームを助ける総合力もアピールしてきた。『YESネットワーク』のコメンテーターを務めるジャック・カリー氏は、「田中はゴールドグラブ賞候補になってしかるべき」と高評価。そして、田中自身も「大事にしている部分」と述べていた守備について尋ねられた時の返答は、メジャーでの成功の理由をわかりやすく示しているようにも思えた。
「一番は意識じゃないですか。ふざけて遊び半分でやっているように見えるかもしれないですけど、僕はキャッチボールの最後にショートスロー、スナップスローの練習とかやっているつもり。日本だと毎日のようにゴロ捕球の練習やノックをやりますけど、こっちだとそういうのもないですからね。当たり前のようにできる人はたくさんいますが、そういう人たちは意識しているからできるんです」
田中の1球1球にはしっかりとした意味があり、練習時の1つ1つの行動にも根拠がある。試合後にメディアに問われれば、1球の背景を自身の言葉で説明する聡明さを持っている。それほどクレバーなピッチャーだからこそ、メディア、ファンも厄介になりがちなニューヨークで5年間もサバイブしてこれたのだろう。
『ただ投げるだけでなく、守備、けん制のうまさでチームを助ける総合力』
そういえば今年の甲子園で大活躍した金足農業の吉田輝星投手を紹介した時も書きましたが…
この時代には珍しく準決勝までの全ての試合をたった一人で投げ抜いている吉田投手。その球数は749球に達したそうです。まあ、こういう時代ですから賛否両論あると思いますが個人的には吉田投手が投げている姿を見ても痛々しさを全く感じないんですよね。それはきっと彼が力投していないからなんだと思います。投げているボールは確かに素晴らしいと思いますが、それよりも素晴らしいのは彼の技術力ではないでしょうか。投球の強弱、丁寧に投げ分けるコントロール、牽制のタイミングにフィールディングの素早さ。どれもこれも素晴らしいんですね。
ですから、多くの野球少年には吉田投手の投げているボールだけではなくて、彼がどんな時に力を入れて投げているのか、どんな時に牽制をするのか、そしてどんなフィールディングをするのかをぜひとも見てほしいですね。これほど素晴らしいピッチャーは滅多に出てきませんからね。
まあ、そういうことなんですよね。
勝てるピッチャーっていうのは投げてるボールももちろん素晴らしいんですが素晴らしいのはそれだけではないということです。彼らは投げる以外のたくさんの技術を間違いなく身につけているんですね。
まあ、残念ながら多くのピッチャーはそういう部分に興味がないようですが、ここを忘れてしまっていてはいつまで経っても勝てるピッチャーにはなれないでしょう。実際にそういう部分で感心させられるピッチャーに出会うことはほとんどないのが寂しい話です。
ですから、どうかあなたには投げる以外の技術の大切さにも気づいて欲しいと思います。結局、そういうことをわかっているピッチャーが勝てるピッチャーですから。決しておろそかにしないでくださいね。
まあ、参考まで。
では、また。
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