こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
今日は大谷翔平選手が第7号のホームランを打っていましたね。インコースのボールをセンターに放り込んでしまうパワーと技術に驚くばかりです。
Ohtani … FOR THE LEAD. pic.twitter.com/DofcMl3iXA
— MLB (@MLB) 2018年7月9日
さて、今日は…
現役時代に千葉ロッテで活躍されたサブロー氏が日刊スポーツの記事の中で野球選手としてプロを目指す選手たちのタメになるお話をされていたので紹介させていただきます。
「1番左翼」で先発した山下は、本塁打は出なかったが二塁打2本で計3打点を挙げた。打撃で素晴らしいのは、理想的なレベルスイングができること。ホームベース上を真っすぐ、地面と平行に、力強く振れている。テニスのラケットを持ってバッターボックスに立つ姿を思い浮かべてほしい。正面から来るボールに対して、スイングが上や下からだとミートポイントは点になるが、面でとらえるからヒットゾーンが長くなる。大阪桐蔭のドラフト1位候補、根尾よりもスイングの軌道は美しい。
第4打席の中越え二塁打は、視線や姿勢は引っ張りの体勢なのに打球がセンターに飛ぶ“あっち向いてホイ打法”になった。かつての中日和田選手がそうだった。これもレベルスイングができている証拠。バットとボールが当たる位置が捕手寄りなら、打球は中堅から左翼方向へ、投手寄りなら引っ張りの打球になる。
まあ要するにサブロー氏は健大高崎の山下選手のバッティングはプロでも通用する可能性が大いにあるという評価をされているわけですね。ところが、その続きをご覧ください。
だからこそ残念なのは守備の意識だ。左翼では打者が打つ瞬間も突っ立ったままだった。プロはステップを踏み、打つ瞬間は軽く両足ジャンプして1歩目のスタートに備える。打撃だけなら2軍で首位打者争いできるレベルだが、1軍に上がるには守備、走塁を含めた総合力が問われる。PL学園時代、中村順司監督に巨人のモスビーを手本にしろと言われ、常にステップを踏んで1歩目に備えた。意識はすぐに変えられる。
その点、素晴らしかったのは「3番遊撃」の大越だった。第2打席で逆方向の右中間に推定130メートル弾を放った。すぐに動画で巨人坂本勇の高校時代を見たが、打撃は同等レベル。178センチ、73キロと細身だが、坂本勇のように内角のボールに対してクルリと体を回転できる。柔らかさ、腕のたたみ方もいい。スローイングも安定していた。将来的にプロで長く活躍するのはこういう選手かもしれない。
もしかすると山下選手はシモンズ選手のように突っ立っていた方が反応しやすい選手なのかもしれませんが…
大抵は見る人が見れば守備の意識や走塁の意識ってバレてしまうんですね。ですから、野球選手としてプロを目指すのであればこういう話は知っておいた方がいいのではないでしょうか。
まあ、参考まで。
では、また。
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