こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
先日、私の親友がある番組の中で面白い解説がされていると教えてくれたので見てみると…
そこでは日本ハムやカンザスシティ・ロイヤルズでコーチをされた経験のある白井一幸氏が大谷翔平選手のスイングについて話しておられたんです。そして、そこにはこんなフリップが映されていました。
このあとの白井氏の解説はこうでした。
上から下にくる角度のあるボールの軌道をレールとして考えてバットもそのレールを通っていけば必ずバットにボールは当たる。ボールは必ず上から下にくるので言ってみればアッパースイングというよりボールの軌道に対してレベルスイングをすればいい。
そして、もうひとつは…
杭を打つ時に角度がピッタリと合えば杭はどんどん地面に入っていく。ただ、杭を打つ時にその杭と杭を叩くハンマーの角度がズレてしまうと杭は地面に入っていかない。だから要するにボールの角度とバットの軌道が合えば打球が速くなる
まず、ここまでがひとつのポイントである、と。そして次に紹介されたのがサイクロイド曲線の話でした。サイクロイド曲線の話はあなたも聞いたことがあると思いますが、要はこういうことです。
これを実際の映像で見てみるとこうなるんですね。
このように直線よりも曲線の方が速いという現実があるわけです。そして白井氏はこれをスイングに応用すればバットを軽く使えるようになると言うわけです。そのためにバットの重さを利用しましょう、と。画像にするとこんな感じです。
白井氏は「こうすればバットを振るのに余計な力はいらない」とおっしゃっています。まあ、この画像ではわかりにくいと思いますが白井氏が描く曲線は確かに綺麗な曲線で力感のない素晴らしいスイングでした。
それから…
このフリップを見たあるコメンテーターの方が白井氏に「少年野球などではコーチに上から叩けと指導されてアッパースイングをすると怒られてるイメージなんですが…?」と質問したのです。
それに対して白井氏は…
上から腰を回して打っている選手ほど記録は出ていない。アメリカでも日本でも打っている選手の共通点はボールの軌道とバットの軌道が合っている選手なんです。
そして、
コーチの言うことを聞かない選手の方が結果を残している
と、おっしゃっていました。
あっ!それからそれから…
大谷選手は近藤選手のモノマネなどが非常にうまかったとおっしゃっています。
この白井氏の話はプホルス選手が話している内容とは異なるバッティング理論ですが、これはこれで非常に参考になる話なのでぜひとも参考にしてもらえればと思います。
どちらが正しいかではなくて、どちらも知って、どちらも試し、どちらを信じるか、ですね^^
まあ、例えば私自身の場合だと白井氏のような話を聞いていると「浅いカウントだったら変なポイントでバットに当たってしまうよりもバットに当たらない方が良いっていう考え方もありますよね?」って思ってしまう事もありますし…
サイクロイド曲線なんかの場合は多くの方がボールまで速いからサイクロイド曲線が良いと思っているかもしれませんが、秋山先生のこの動画を見た人はいますかね?
この動画を見ると円の弧のボールがサイクロイド曲線を追い抜こうかという勢いに感じます。ということはサイクロイド曲線より円の弧の方がインパクト時のスピードは速いんじゃないのかって考えないのが不思議で仕方がないんですね。だってインパクト時の強さが大事だって言われませんでした?それは僕も大事だと思うんですね。で、秋山先生の動画を見たらゴール時のサイクロイド曲線のボールの勢いってかなり弱いように見えるんですよね。だから本当にサイクロイド曲線を目指してバットを振ることが正解なのかな?っていうのが私の疑問です。しかも、この動画を見てたら下手をしたらインパクト時の力は直線の方が強い可能性もあるんじゃないかなとか思ってしまうんですよね。だからサイクロイド曲線っていうのはインパクト時に力が弱くなる軌道なんじゃないかと私は少し疑っています。まあ、どなたか興味がありましたらぜひとも衝突実験で力の強さを出してみてください^^
まあ、それでも杭の角度の話を聞くととにかくボールの軌道に合わせるのも大切な技術だと思いますので白井氏のお話はぜひ参考にしてくださいね。
では、また。
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