マインド

最高のプレーをするための心構えとは?【レギュラー争いに負けそうな時、どう考えますか?】

こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。

先月でしたかね。

PL学園のOBである清水哲さんのお話を聞きに行った時のことです。

清水さんが言われたこの一言が胸に突き刺さりました。

「一人の野球選手が野球をやるんじゃないんです。一人の人間が野球をするんです。だから人間を磨かないといけません。」

清水さんが言うにはこれがPL学園の教えだったそうです。

PL学園の野球部に入部した多くの選手たちが、まず最初に「野球をやりに来たのに、なぜ野球以外のことを頑張らないといけないのか…」と思ったそうですが、それは人間を磨くためだったというわけです。

まあ、こういう話は最近はよく聞きます。

人を育てる
人づくり
人間形成

清水さんがおっしゃる通り「一人の野球選手が野球をするのではなくて、一人の人間が野球をする」わけですから大切なことなんだと思います。

でも、残念ながら野球選手なら人間性が問われる難しい問題が出てきます。例えば…

ほとんどの野球選手がレギュラーとして試合に出たいと思っていますよね?

春休み中の今なんかは試合がたくさんあってレギュラー争いの真っ只中だと思うんですが…

ライバルが試合に先発出場したらどうでしょう?

あなたは高い人間力を発揮して「よし、頑張れ!大活躍してくれ!」と思えるでしょうか?

まあ、対戦相手のミスを喜ばないとかそんなことは容易(たやす)いことです。自分のレギュラー争いとは無関係ですからね。

でも、レギュラー争いをしている自分のライバルが試合に出ている時に「頑張れ!」とか「打て!」とか…。私自身は思えなかったんですね。

実際に高校2年生の時に試合に出れずにベンチで試合を見ていた時に自分と同じポジションの選手が試合に出てヒットを打ったことがありました。その時に本当は嬉しくもないけど仕方がないから手を叩いて「ナイスバッティング!」と言ったんです。そしたら一学年上の先輩から「自分と同じポジションの選手が試合に出て活躍してるのを手を叩いて喜ぶような人間は野球選手失格やぞ」と言われたことがあります。

その先輩からは「ライバルのミスを喜べ!」「ライバルがミスをしたらすぐにベンチを飛び出してキャッチボールをしろ!」「自分が試合に出てない時は『負けろ!』と思うぐらいがちょうどいい」というような過激な話をされました。

いかがでしょうか?

この考え方、人間としては失格ですよね^^;

まあ、人間失格とは言わないまでも人間としてはどうかしていると思います。でも、野球選手としてはその気持ちはわからなくもありませんし、野球選手というのはそれくらい試合に出たいと思ってちょうどいいのかもしれません。少なくとも試合に出るために準備をする姿勢は大事だと言えるでしょう。

で、現実の話としてこの時(自分が試合に出れていない時)の心の持ち方に悩んでいる野球選手って結構いると思うんです。

そこで今日はその悩みを解決して差し上げたいと思います。

まず、結論から先に言います。

①ライバルには「最高のプレーをしてくれ!」と応援してください。
②自分が試合に出ていなくてもチームには「最高の勝ち方をしてくれ!」と思ってください。
③自分が試合に出ていなくても何かで勝利に貢献しようとしてください。

なぜかと言うと、この思考があなた自身が良いプレーをするための準備になるからです。ライバルには「失敗しろ!」と思いながら「自分だけは良いプレーをしたい」というような都合の良い話はないんですね。でも、ライバルも「良いプレーしろ」「俺も良いプレーしたる!」はしっかりと心の準備ができている状態だと言えます。

例えば、こんな話をご存知でしょうか?

これはサッカー界で最も大きな大会であるワールドカップでのことです。ベスト16のパラグアイ戦がPK戦になったんですね。そこで駒野選手がPKを外してしまうんですが…

当時のインタビューで彼は「日本チームのシュートの時は『入れっ』相手チームのシュートの時は『入るなっ』と思っていた、というようなことを言っていました。

これは、何ら不思議でもありません。勝負の世界に生きているとすれば普通の考え方です。でも、この考え方は脳の本質から考えると間違っているわけです。

例えば、ゴルフ界にはタイガー・ウッズという大スターがいます。今は故障などで少し衰えてしまいましたが、それはそれは素晴らしいゴルファーです。

そんな彼は誰のミスも喜ばないんですね。

彼は優勝を争う相手のパットがカップに入ればプレーオフ、外れれば自分の優勝が決まるという場面でも『(相手のパットに)入れ!』と念じているそうです。その理由は自分が逆の立場になった時にも邪念(外れるかも・・)を捨てて冷静にパットを打つことができるからだそうです。要するに変な邪念を持たないためにタイガー・ウッズという選手は常に相手の成功を念じているわけです。そして、タイガー・ウッズという選手は常にレベルの高い戦いをしたいと考えていると言います。

まあ、よく考えてみたら「ライバルがエラーをして…」「ライバルがノーヒットで…」「ライバルがミスをして…」チャンスが回ってくるというレベルの低いポジション争いより…

「ライバルの補殺が1試合3つ」→「自分は4つ!」
「ライバルは2安打」→「自分は3安打!」
「ライバルも自分も試合に出たらヒーロー」

こういうポジション争いの方が面白いですよね。エラーやノーヒットで出番が回ってくるなんてどれだけレベルの低いポジション争いだという話です。そんな争いをしている選手ならどちらが試合に出ても勝利に貢献することはほとんどないはずです。そんなポジション争いは面白くありません。

あなたはいつも最高のプレーがしたいですよね?

私も選手の最高のプレーが見たいです。

これは何も私だけではありません。

多くの人たちが選手の最高のプレーが見たいはずなんです。

そのための準備というのは誰がプレーしていようが常に最高を望むという姿勢なんですね。

人の失敗を望みながら自分だけは最高のプレーをするなどということは不可能だと思っておいてください。

私自身はこの思考こそが野球界を一段上のレベルに引き上げてくれると信じています。

学童野球なんかでピッチャーがボールを連発して大喜びしている大人がいますけど、そういう思考こそが野球界のレベルを下げているということに気づいてほしいですね。

まあ、勝たないといけない野球界の中ではなかなか浸透しない考え方ですが、あなただけでも最高を望む野球人でいてほしいなと思います。

まあ、参考まで。

では、また。

 

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