こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
昨日、こんな記事を目にしたんです。
オープン戦2度目の先発だったベテラン右腕の十亀が、六回3分の2を1安打無失点。今年から取り入れている、ためを作るフォームにも手応えをつかんだ様子で、十亀は「いい状態で開幕を迎えられる」と笑顔をみせた。
昨季は8勝7敗。巨人に移籍した野上の穴を埋めることを期待され、着手したのがフォームの改良だ。振り上げた左足を胸のあたりで一度止めて、ためを作って投げ込む。日本野球機構(NPB)が、今季から投手の「2段モーション」を反則投球としないとした措置を利用したスタイルだが、これが違和感なくできているという。
「もともと少し流れやすいフォーム。力のロスになることが気になっていた。今は右足にしっかり体重を乗せてから、捕手に向けて踏み出せているので、球に力を伝えられている」。この日唯一、得点圏に走者を置いた六回、2死三塁の場面では、ロッテの1番・加藤にシュートを引っかけさせて一ゴロ。無失点にしのいだ。
この記事にもあるように「ため(タメ)」って野球界ではよく耳にする言葉ですよね。
実際、私もよく使いますし、あなたもよく耳にする言葉なのではないでしょうか?
誰が最初に「ため(タメ)」という言葉を使って、どういう風に野球界で拡散されていったのかは全然知りませんが本当によく聞きます。
ところで「ため(タメ)」って何なんでしょうか?
まあ、これは人によって解釈がバラバラなのかもしれませんが、私は平仮名だとわかりにくいので漢字で考えています。
要するに私の解釈では「ため(タメ)」というのは「溜め」だということです。一気に力を出すために溜めておくんですね。例えば、ジャンプをする時に重心を下げますよね。そんな状態のことを私は「溜め」だと考えています。
だから、ピッチングの場合でもバッティングの場合でも「溜め」たかったら軸足は絞らない方がいいと思うんですが、この辺は文字だとうまく伝わらないので詳しく説明するのはやめておきます。でも…
「溜め」れている時というのは軸足(右投げの場合は右股関節)が少し回外してるんですよね。個人的には「溜め」ないといけない時に軸足を絞るのはオススメしません。あっ!「個人的には」ですよ。絞っても(回内させても)投げれている選手や打てている選手は気にしないでください。
ただ、せっかくですから今日はピッチングの時にこうやったら「溜め」られるようになったというのをひとつだけ紹介します。
それは…
投げにいく時にグラブ側の手を回内させる方法です。
もう、まさにこの形っていうのがこの形です。
チャップマン投手は左投手なので右腕になりますが、彼は右腕と右股関節を回内させています。そして左股関節は絞らない。この形が「溜め」を作るための最高の形だと個人的には考えています。
もちろん、これはグラブ側の腕を回内させるだけですからチャップマン投手のような鋼の肉体がなくても大丈夫です。誰でも今すぐにトライできるので、ぜひトライしてみてください。やってみるとわかると思うんですが後ろ側の股関節(右投げの場合は右股関節)に何かが溜まるのを感じられると思います。
できれば試しに『グラブ側の腕を回内させないで投げにいった時の右股関節(右投げの場合)にできる溜め』と『グラブ側の腕を回内させて投げにいった時にできる右股関節(右投げの場合)の溜め』の違いを感じてみるといいでしょう。
これを私の体で試してみると驚くほどの違いがあるんですが、あなたの体ではどうでしょうか?
ぜひ、試してみてください。
あっ!それから…
『溜め』の話になると『右足にしっかり体重を乗せる』というようなことをよく言われますが、これは『右足でしっかり立つ』と言っているわけではないので注意してください。
まあ、参考まで。
では、また。
最新情報をお届けします
Twitter でベースボールバイブル出版をフォローしよう!
Follow @PROSHOP_AZUMA
最近のコメント