バッティング

あの選手がバットの軌道を変えた理由

こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。

今日はおそらく皆さんが意外に思われるであろう事実を紹介しようと思います。

今、野球界では「上から叩け」というのは古い間違ったものだと思われている人が多いように個人的には感じています。そこに10数年前、あれは2005年ですね。当時、プロ入り2年目だったヤクルトの青木宣親選手が1シーズンで202本ものヒットを打ち、そのオフに彼のバッティングの秘密が語られたわけです。その秘密というのが…

ボールを「線」で捉えるというものでした。

それからこの打法が一人歩きを始めるわけですが…

ところで、この打法がなぜ生み出されたのかをご存知でしょうか?

実はこの打法というのは青木選手のこういう意識から始まっているんですね。

「僕の場合は出塁してナンボの選手なんでゴロとか低いライナー系の打球を打ちたかった」

意外に思われるかもしれませんが青木選手の場合は低い打球を打つためにボールを「線」で捉え始めたわけです。しかもそれはバントの練習をしていた時の意外な発見から始まったようです。

バントの練習をしている時にバットのヘッドを立ててみるとフライになり、バットのヘッドを寝かせてみるとゴロになったそうです。青木選手は低い打球を打つためにそれをバッティングに応用したんですね。

低い打球を打つためにはバットのヘッドを下から出せば良いんだと…。

青木選手の場合はバットを下から出すくらいの意識で振るとバットが平行になっていたそうです。そして、これが発想前と発想後のイメージです。

ただ、この打法には問題もあったようで…

そこで青木選手は構え方を変えました。

バットを寝かせて構えることで…

結果的に…

202本のヒットのうち51本を内野安打で稼ぐことができたそうです。

ちなみに青木選手はこんなことも言っています。

足が速くなかったら果たしてどんなフォームを作り上げていたんでしょうか。興味があります^^

ただ、この頃からというか子供の頃からなのかもしれませんが常に実験を繰り返していたみたいですよ。

まあ、バントからヒントを得れるような選手ですもんね。同じ練習をしていてもちょっとした意識の違いで差が生まれるというのがよくわかる話だと思います。そもそも固定観念がないのかもしれませんね。「こういう打ち方はアカン」っていうようなものがね。そういうものを持っていないからいろんなことを試すことができるんでしょう。上から叩いたらアカンと思っている人は上から叩いて振ってみようと思わないでしょうからね。青木選手にはそういうものがなくて、常に最善の打ち方を探しているように思います。

まあ、僕自身も別に意識としては上から振ってもいいと思っていますし、下から振ってもいいと思っています。結局、自分の最善を探すのがバッティングなわけですから、ひたすら最善を探し続けてほしいなと考えています。そんな時に邪魔をするのが固定観念だったりしますので、できれば自分が持ってしまっている固定観念だけは捨ててしまった方がいいのになと思っています。ということで、こういう話を紹介してみました。まあ、参考まで。

 

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