マインド

失敗は失敗の母

こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。

ちょっと時間があったのでたまたま目の前にあった『ツキの大原則』という本を読み返していたら面白い話が書かれていたので、その話を紹介させていただきます。

天才の予知能力障害

かつて、私を大いに励ましてくれた格言がある。「失敗は成功の母」。若い頃の私はこれを座右の銘にして、何かで失敗するたびに思い出し、自分で自分を慰めた。しかしよく考えてみると、これほどいい加減な格言はない。これが正しいとしたら、今頃、世の中には成功者がひしめいているはずである。というのも世の中の99パーセントの人は、成功しようとして失敗ばかりしているのだから。

現実はどうなっているのかというとーーー

★失敗は「失敗の母」
☆成功は「成功の母」

その理由を説明するのは簡単だ。失敗するほど失敗の記憶データが多くなるから、失敗を予感しやすくなる。失敗はラクラクイメージできるのに、逆立ちしたって成功のイメージは転がり出てこない。「また失敗するのではないか」とマイナスのイメージトレーニングに集中するから、ものの見事に失敗を実現してしまう。

一方、成功体験が多いほど、成功を予感できるようになる。予感がそのまま結果になるから、そのよい予感がどんどん実現し、とんでもないミラクルを成し遂げてしまう。読売ジャイアンツの長嶋監督が、恐るべき肯定的予知能力の持ち主であるのは間違いないが、それはミスターがプラス思考を心がけているからでも何でもない。若い頃に、たまたま成功が重なったせいで、失敗をイメージできない体質になってしまった。ペナントレースの終盤になり、トップのチームに9ゲームも離されているのに、まだ優勝しか信じられない。一種の予知能力障害、素晴らしい予知能力障害である。

長嶋監督の場合は、もともと記憶データが成功だらけの正真正銘の天才型だ。しかし、私たち凡人も、同じような予知能力障害になることができる。

※面白いほど成功するツキの大原則―ツイてツイてツキまくる頭の使い方教えます

この本、面白いのでぜひ読んでみてください。

面白いほど成功するツキの大原則―ツイてツイてツキまくる頭の使い方教えます

では、また。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でベースボールバイブル出版をフォローしよう!

ピックアップ記事

  1. 超一流の選手たちの守備練習を見てみる
  2. プロ野球界で史上最高の右バッターはどうやってバッティングフォームを作っていたのか…
  3. あのメジャーリーガーが大切にしているのはティーバッティング!でも、打席に立つと……
  4. 哲学を作り上げる時は経験も大切にしてください!
  5. 【MLB通算612本塁打のジム・トーミ氏に学ぶ】バットのヘッドの使い方
PAGE TOP