こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
今日は身長についてのお話を紹介します。
子どもの身長を伸ばすためにできること―小児科専門医が教える食事と生活習慣
この本の中にこんな事が書かれています。
思春期“前”までの伸びが、「最終身長」に影響します
思春期は身長増加のラストスパート。その後、身長が伸びなくなる
●思春期前までの伸びが差となる
思春期に背が大きく伸びることは、よく知られています。みなさんも思春期のころは、あっという間に背が伸びて、すぐに服が合わなくなったりしませんでしたか?
でも、この思春期の伸びには、あまり個人差がありません。思春期の間はだれでも同じように身長が伸びるのです。そして、その後は背の伸びが止まってしまいます。つまり思春期は、背が伸びる最後のラストスパートといえます。
じつは、成人したときの身長の差となるのは、思春期での伸びではありません。思春期を迎える前までに伸びた身長が、大きく関係しているのです。
●早熟な子は早く伸び止まる
思春期は、子どもからおとなへと変化していく時期。初潮や乳房の変化、声変わりなど、心身ともに大きく変化していきます。おとなになるということは、骨が固まり、骨の成長が止まることも意味しているのです。
日本人は、早熟を喜ぶ傾向があります。でも早く思春期を迎えることは、「子どもである時期が短く、背の伸びる時期が短くなってしまう」ということ。あまり早いと、十分に背が伸びずに、成人に達してしまいます。
じつは、欧米人と日本人の身長差にも、思春期を迎える時期が大きく関係しています。中学生くらいまでは、日本人と欧米人の身長差はあまりないのです。ところが、日本人は早い時期に思春期を迎えるために、早く成長が止まってしまいます。いっぽうの欧米人は、思春期を迎える時期が日本人よりも遅いので、その分だけ身長の伸びる時間が長く、背も高くなるのです。
と書かれています。
一般的に子どもの身長が1年間で10センチ伸びると親は喜ぶものですが、実はこれは思春期が始まったとも言えるそうです。思春期の身長の伸びというのは平均的には20センチから30センチらしいので、1年間で10センチ伸びてしまうと、そこからはあと10センチ〜20センチしか伸びない可能性があると聞いたことがあります。思春期が来るまではだいたい1年間で5センチ程度の伸びが続くそうです。
そういう視点で考えると日本人とアメリカ人の身長差というのはだいたい8センチぐらいなので日本人の方がアメリカ人より1年半くらい思春期を迎えるのが早いようです。また、オランダ人との身長は13センチもあるのでオランダ人と比べると思春期を迎えるのが2年以上も早いんですね。
ですから、できるだけ思春期を迎えるのを遅らせたいわけですが、そのためにはどうすればいいのかというのも先ほどの本に書かれています。
●思春期を遅らせるには
背を伸ばすには、思春期を遅らせて、伸びる時間を少しでも長くすることが大切です。遺伝などの影響もあって、人為的に遅らせることは難しいのですが、生活習慣などにより、ある程度ならコントロールできます。
まず、カロリーのとりすぎは、女子の場合はとくに思春期を早めてしまいます。また、家庭内で夫婦げんかが絶えないなど、子どもが精神的に不安定な状態が続くと、無意識に早くおとなになろうとして、思春期が早く訪れる傾向があります。そのほかには、食品などによる環境ホルモンの影響も考えられています。
女の子では10歳ごろ、男の子は11歳半ごろが、日本人の平均的な思春期のはじまりです。それまでに、食事や睡眠、運動などに配慮しながら、少しでも高く背を伸ばしてあげることが大切なのです。
ですから結局は運動、栄養、睡眠、環境なんでしょうね。
・過度ではなく適度な運動
・カロリーの摂り過ぎに注意した栄養満点の食事
・1日8時間以上の睡眠
・子どもがのびのびできる家庭環境
野球の上達を目指している方はこういう話を知ってしっかり体と向き合って欲しいなと思います。ぜひ参考にしてみてください。
では、また。
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