こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
先日、プロ野球の世界で2000本安打を達成した中日の荒木選手。そんな荒木選手に贈った落合博満氏の言葉が多くの野球選手の上達に役に立ちそうだったので紹介します。
守りで打った2000本だ。オレが(04年に)監督に就任して、やろうとした野球にマッチしたのが大きい。野球は点取り勝負だけど、点をやらない勝負でもある。3冠王3度の落合が守りの野球をやるなんて誰も思っていなかっただろうけど、荒木は監督のやろうとする野球に当てはまったということだ。
もともと身体能力が高くて体力があった。体力は練習すれば付くのは分かりきっているけど、それに耐えられる選手がどれだけいるか。何人もやらせたが、ほとんどが逃げた。ドラゴンズの内野手は。最後までやったのが荒木と井端と森野。若い子にやらせても誰一人できなかった。
守りで億という金を稼いだ男。守備はある程度、答えに近づける。打撃には答えがない。荒木には「オレは答えを求めて守備をやる」というのがあった。それが偉い。守りはやればやるほどうまくなる。打撃はどんなに才能があっても、一度崩れたら元に戻らなくなる、というのはあるから。答えのないものを追わず、答えに近づけることを追いかけて、レギュラーを張る方が賢い。中日は一塁手の動きが悪かったから「こっち側(一、二塁間)は全部守れ」というのを実行したヤツだからな。二塁プラス、一塁の半分はカバーしていた。相手のヒットを捕った数を加えられれば、とうの昔に2000本行っているよ。
守ることで生きてきた人間が、2000本打った。これは今後のプロ野球選手にも意味ある先例になったと思う。オレの野球に荒木という選手は絶対に欠かせなかった。誰が打つよりもうれしい。
・練習に耐えれる体力の必要性
・打撃には答えがないが守備は答えに近づける
・答えのないものを追わず、答えに近づけることを追いかけて、レギュラーを張る方が賢い。
このお話は多くの野球選手の上達に役立つと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
では、また。
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