マインド

競技生活を長くできた理由とは?

こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。

実はこの本が大好きで繰り返し繰り返し読んでいるんです。

肉体マネジメント (幻冬舎新書)

そこで今日はこの本に書かれているお話を紹介しようと思います。

この本には朝原氏が36歳で銅メダルを手にするまでどうやって体力、精神力、モチベーションを維持してきたのかという話が書かれています。で、その要素は大きく3つに分けることができるそうです。その3つというのはこう書かれています。

1つめは、積極的に海外に飛び出していったこと。1995年からはドイツで、2001年からはアメリカでトレーニングをしました。高いレベルに身を置くことで、本場のトレーニング方法を学ぶのと同時に、自分の意識を高く保つことができました。

2つめはセルフマネジメントを続けてきたこと。コーチのメニューに従って練習していたころも、常に自分で練習メニューや動きの意味を考え続けていました。帰国後に自分でトレーニングプランを考えるようになってからは、従来のやり方に満足しないで、新しい方法を模索してきました。つまり、他人任せにせず、自分自身で肉体をマネジメントしてきたのです。

3つめはフォームよりも、自分の体の「感覚」を重視したことです。それは学生時代に始まって、ドイツ留学時代に研ぎ澄まされました。感覚がわかってくると、練習メニューも工夫できるようになります。そして、最終的な僕の走りのコンセプトである「体の中心から動かす走り」に行き着きました。

そして自分自身の肉体をマネジメントすることに関して朝原氏はこんなことを言っています。

自分を実験台にして楽しんでいました。もちろん自分がわからないことについては、人にアドバイスを求めます。しかし、それを鵜呑みにするのではなく、自分なりに理解し、咀嚼することで初めて自分の身につくのだと考えていました。

自分の肉体のマネジメントは自分でする。それを心がけてきたことも、競技生活を長く続けられた要因のひとつだったと思っています。

コーチにつくメリットがないわけでは、もちろんありません。僕自身、22歳でドイツに渡ったときは、初めて専属コーチがつくということに、ワクワクしていました。日本では知られていないような理論や、トレーニング体系があるんじゃないかという期待もありました。実際、僕の経験上、国外に出て初めてわかることも多かったのです。

ただ、コーチに依存し過ぎてはいけない。その思いは常に持つようにしていました。メニューは全てコーチの立てたものに従うのですが、自分の中で持っている感覚を大事にして、動きを調整しながら練習する。その後に渡るアメリカでも同様でしたが、妄信的にメニューをこなすということは決してありませんでした。

たとえば、ドイツにいた頃に、30mダッシュのあとに重りを引いて走る、という練習メニューがありました。30mダッシュのとき、隣を走るドイツ人選手がどんなに踏ん張って走ったいたとしても、僕はリラックスを意識していました。また、ファームをいちいちというくらいに、しっかりと考えながら走りました。重りを引きながら走るときも、100mや走幅跳びのスタート時の力の入れ方をイメージしたりしていました。

周りの人がこれに気づいていたかどうかはわかりません。

でも、そういう意識がなかったら、走幅跳びの選手として留学したドイツで、100mが速くなったりはしなかったでしょう。

ドイツ時代、練習仲間の中で、100mにおいて僕が一番速かったわけですが、次に速い選手は10秒5くらいのタイムでした。僕とのタイム差は0.4秒もありました。

ドイツに渡って、自分なりにトレーニングをするうちに、100mのタイムがぐんと伸びたのです。

(中略)

選手には誰しも、自分の感覚や理論を信じたいという気持ちがあるはずです。自分が思っている技術や理論、考え方で走ってみたい。

仮に9秒台のタイムが出たとします。でも僕は自分の考え方以外の走りをして出たタイムだったら、まったく喜びを味わえないでしょう。「よくわからないけど、9秒台が出ちゃったよ」というのでは、いくら速くても面白くないのです。

そのためにトレーニングでは、自分の走りとは何なのか、どうすれば速く走れるのかを常に考え続けました。そういう理論追求への意欲が、僕の競技生活を長くしたのだと思います。自分の理論を信じることができれば、あとは向上心さえあれば、長い期間苦しいトレーニングをし続けることも、苦ではなくなるはずです。そういう選手は、未来の自分に可能性を見いだしているはずですから。

朝原氏のこの本はどんな競技の選手にもヒントになることが書かれていると思います。もちろん野球選手の上達のヒントにもなるはずです。ぜひ、朝原氏のこの本から学んでみてください。

肉体マネジメント (幻冬舎新書)

では、また。

 

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