こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
私の母校である敦賀気比高校出身のオリックス・山﨑颯一郎投手。彼について以前のブログでこんなことを書いたんです。
昨日はオリックスの吉田選手の下半身の使い方が素晴らしいという話をしました。
特に右脚の使い方。
着地した時の右膝がスイングをすることによってグイッと伸びるんですよね。
先日、母校の敦賀気比高校に行った時、昨日プロ志望届を出したエースピッチャーの山﨑に伝えたのもこの事です。
彼は上半身の使い方を気にしてしまうタイプだったんですが…
「お前が150キロ出せなかったのは下半身に問題があるんだよ」
という話をしたんですね。
ぜひ、彼の左膝を意識して見てみてください。
下半身が弱い事に気がつくと思います。
感覚的な話をすると…
着地した時の左膝が何の役目も果たしていないんですね。
例えばチャップマン投手の投げ方を見てみると…
二人の投手の違いがよく分かると思います。
チャップマン投手の着地した右膝は言ってみるとブレーキのような役目をしていて、それによって上半身が飛び出していくような感じです。
なので山﨑に伝えたのは…
車と運転手の関係です。
走っている車に急ブレーキをかけると運転手は前に飛び出してしまいますよね?
別に飛び出そうなんて思わなくても運転手は飛び出してしまうと思います。
そういう事がピッチングで表現できないといけないという事を伝えたんです。
要は下半身は車で上半身は運転手というイメージです。
(右投手の場合だと)着地した左膝がブレーキの役目をして、それによって上半身が飛び出していく。
これができるようになると山﨑のポテンシャルからすれば150キロはすぐ出るというのが僕の感覚です。
ただ、言うは易し行うは難しなんですよね。
それだけの下半身の強さ(肉体)とそれができる体の使い方(技術)。
そして、
本当に速いボールを投げたいという思いが必要になってきます。
山﨑の場合は僕の伝えた事を信じたのかどうかは分かりませんが…
僕が必要だと伝えたトレーニングはするようになっていました。
まあ、ある程度は走り込みで何とかなりますが、ある程度を超えてしまうと走り込みだけではどうにもなりませんからね。
ぜひ、ドラフトまでに150キロのボールを投げれるようになってもらいたいと思います。
この記事を書いたのが昨年の9月14日でした。あれから山﨑投手が僕の話をどこまで信じたかは分かりませんが、昨日彼はついに150キロ以上のボールを投げたそうです。そして、そのフォームはまさに僕が彼に伝えたかったフォームになっていました。ぜひ、ご覧ください。
山崎颯一郎投手 敦賀気比高 舞洲サブ球場のマウンドに立つ姿 初めて見ることができました MAX 151 の表示もありましたよ… pic.twitter.com/lWiPdZ3RSp
— 風鈴パパ (@LifeShuichi) 2017年5月21日
あの時とはまるで別人のような下半身の使い方です。
1年足らずでここまで変われるんですね。まあ、彼の場合はまだまだ体が強くなるでしょうから感覚的には早い段階で155キロぐらいまでは行きそうな気がします。もし、ボールが速くならないと悩んでいるピッチャーの方は山﨑投手の進化を参考にしてみてください。では、また。
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