こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
ラミレス監督に関するコラムがあったので紹介します。
若いチームに躍進を呼んだ一つの要因は、ラミレス監督の「後ろを向かない『言葉学』」である。
指揮官が発する言葉は、ことごとく前向きだった。負けても、試合後の最後は「Tomorrow is another day(明日は明日の風が吹く)」と締めくくり、前日負けた試合を振り返っても「Today is a new day(今日は新しい一日だ)」と呪文のようにポジティブな言葉を口にする。努めて後ろを向かず、決して悪い流れを引きずろうとしない。
なぜ、ポジティブな言葉にこだわるのか。ベネズエラ出身らしいラテンのノリも一つにあるが、それ以上にラミレス監督がこだわっていたのは「選手の若さ」にある。
「ミスをしても咎めることはない」―指揮官が明かした理由とは
昨季、チームを支えたのは、野手では桑原将志、宮崎敏郎、倉本寿彦、戸柱恭孝、投手では石田健大、今永昇太ら、いずれも20代の経験の浅い選手たち。シーズンも終盤に突入した夏頃、指揮官は「彼らがミスをしても、それを咎めることはない」と話していた。選手を指導する立場としては、大胆な発言にも映る。
しかし、指揮官は理由をこう明かしてくれた。
「ジャイアンツのようなチームと比べたら、彼らは若く、経験が浅い。スタメンの半分の選手が初めてレギュラーとして戦っていることになる。そんな選手たちに監督がミスを責めても、あるいは逆に頑張れと言葉をかけても、重圧に感じるだけだろう」
現役時代に在籍していた巨人のような常勝軍団と比較すれば、DeNAではプロでの成功体験が少ない選手が多い。そんな若い選手たちが全力を振り絞っている中、現場で一番の権力者である監督が、余計に言葉をかけても重荷になるだけ。それを知っていたから、当時は練習中に野球とは関係ない冗談も交えて選手とコミュニケーションを図ることに努めていた。
若く経験の少ない選手に自信を与え、能力を引き出していく。ラミレス監督の「後ろを向かない『言葉学』」はDeNAにとって最大限にマッチした指導法と言えるだろう。果たして、就任2年目の今シーズン、どんな言葉で選手を盛り立て、躍進を見せるのか。グラウンドから聞こえてくる指揮官の言葉に耳を傾けたい。
個人的にはラミレス監督は名監督になりそうな気がしています。なんというんでしょうか…。監督としての器というか、人間としての器の大きさを感じるんですよね。まあ、もちろん勝手に感じてるだけですけど^^;
で、今回のコラムはミスについての考え方なんですけど、これについてはいろんな考え方があると思います。咎められないからってゆる〜い雰囲気で野球をしていいというわけではありませんからね。なので、この辺のバランスというのは本当に難しいとは思うんですが…
どちらにしてもひとつだけ間違いないことは…
「野球をしている限りはミスは出る」ということです。もちろん何億円も稼いでいるプロ野球選手でも信じられないミスはするんですね。例えば、このプレーを知っていますか?「スコアブックにどう書けばいいねん!」っていうほどの伝説のプレーです。
MLBの選手たちでもこんなプレーをする時があるんですね。他にも、フライは落とすし、ゴロは後逸するし、悪送球ももちろんあるし、転ぶし…。MLBでもそんなプレーをしょっちゅう見ます。例えば、この動画は34分もエラーを見れますから、ぜひ34分エラーを見続けてみてください。
もちろん完璧であることは素晴らしいことですし、完璧を目指さないといけないのかもしれませんが…。エラーあっての野球。珍プレーあっての野球なんだと思います。で、指導者というのは「選手の能力を引き出せてこそ!」でしょうから、そういう意味でもラミレス監督のミスに対する考え方は参考になるんじゃないかなと思って紹介させていただきました。ぜひ、選手を指導する時の参考にしてみてください。
では、また。
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