フィールディング

【世界一の遊撃手であるアンドレルトン・シモンズ選手から学ぶ】内野手としての意識

こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。

先日の試合でオランダの内野陣を見て「すげぇ〜な…」って思った人もたくさんいたと思いますが…

その中でも飛び抜けているのがアンドレルトン・シモンズ選手ですね。

ゴールドグラブを2回、フィールディング・バイブル・アワードを4回受賞している選手で世界最高の遊撃手だと言っても過言ではないと思います。

そんなシモンズ選手のプレーがこの日本で見れるんですからね。

本当に幸せなことだと思います。

日本でオランダの試合が見れるのはあと1試合、プレーオフがあって2試合ですか。

ぜひ、シモンズ選手のプレーを目に焼きつけておいて欲しいなと思います。

さて、そんなシモンズ選手なんですが…

実は守備の時にある特徴があるんですね。

それは以前、菊池選手も同じようなことを言っていたんですが…

構えないんですね。

まあ、見ていただいた方がいいですね。

ぜひ、ご覧ください。

こんな選手が少年野球にいたら怒るでしょ?

それくらい構えませんもんね^^;

まあ、なぜ構えないのかは本人に聞かないと分かりませんが…

1試合の投球数が150球ぐらいだったとすると162試合ですから150球×162試合=24,300回。

1年で24,300回構えるのはしんどいのかもしれませんね。

それから、これは滅多に見れないプレーなんですが…

MLBでショートを守る選手がスローローラー(緩いゴロ)に対して正面で足を合わせて捕るなんていうことはほとんどありません。

打球が飛んできた瞬間に競争が始まるわけですから、その競争に負けてはいけないと真っ先にボールのところまで行き、誰よりも速くボールを一塁手に届けようとします。

もちろん良いショートであればあるほど後ろに守っているわけですからスローローラーに対して呑気に足を合わせて正対して捕ってる場合じゃないわけです。

ところが、ある要素が組み合わさってスローローラーに対してシモンズ選手が正対して捕ったシーンがあるんですね。

ある要素っていうのは…

二死で走者が一、三塁だったということです。

なので一瞬、セカンドでアウトにしよかなと思ったんだけど、一塁ランナーのスタートが良くてギリギリだったのでやっぱりファーストでアウトにしようとなったわけですね。

そんなあまり見れないプレーがこちらです。

シモンズ選手、直線的ですよね?

日本で教わるような曲線的な動きではなくて、直線的にボールに向かって一気に角度を変える。

そんな風に見えませんかね?

要は「競争してるな」っていう感じが伝わってくるじゃないですか。

スローローラーに対して「よし、しっかり回り込んで…」なんていう意識は感じないですよね。

それじゃあ打者走者との競争に負けてしまいますから。

こういう意識の部分に大きな差があるのではないかなと思うんですね。

そういう意識でプレーしてるからこそ圧倒的なスピードでプレーできるんでしょう。

これ、バッターは青木選手ですからね。

そんな青木選手が当て逃げをしてきたにも関わらず…

しかもポジションが浅いわけでもないのに…

らくらくアウト。

もう全ての動作が速すぎて笑ってしまいそうになりますけど…

多分、これぐらいなら日本人でもやろうと思えばできるはずだと思います。

現実に菊池選手はできてますもんね。

ただ、やれる環境がない。

練習であれ、試合であれ、こういうプレーが許される環境ではないので…

まあ、やりませんよね^^;

でも、バッターはいろんな打球を打ってくるわけですし、内野手はそんないろんな打球に反応してアウトを取らないといけないわけですから、いろんな動きができないといけないんじゃないかと思うんですけど。

どうなんでしょうね。

ただ、こういう意識の部分で差というか、違いはあると思います。

まあ、参考まで。

では、また。

maekawa
sense1

 

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