こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
野球選手にとって生まれてから12歳までというのは大切な時期だと言われています。
おそらくこれは野球選手だけではなく、いろんなスポーツの選手に言えることだと思うのですが…
あのタイガー・ウッズ選手の4歳から10歳という大切な時期をコーチした人がいます。
そのコーチの名はルディ・デュラン。
で、実はこのルディ・デュランコーチが日本の中学生のコーチをする『奇跡のレッスン』という番組があったんですが…
もう、これが素晴らしすぎてずっと頷いてられるような内容だったんですね。
まあ、たまたま自分の価値観と似ていたからなんですけど…
例えば、デュランコーチはこんなことを言うんです。
「ゴルフはボールをカップに入れさえすればいい。言いたいのは正しいやり方も間違ったやり方もない!」
そして彼はこんなことも言うんですよ。
「コーチの真似をするだけではなく、もっと独創的になってほしい」
そう言って選手たちに「ベストな自分を引き出す方法」を学ばせようとするんですね。
そして次の日に彼が選手たちに渡したのがノートでした。
それは普通のノートなんですが、そのノートにはルールがあって…
「うまくいったことだけを書くノート」なんですね。
そして、「良いことだけを記憶するんだ!」と。
そうすると、そのノートはその選手の良い記憶ライブラリーになるんだと力説します。
ところが選手たちは戸惑うんですね。
なぜなら彼らはノートというのは反省するものだと思っていたからです。
悪かったことを書いて修正する。
ノートというのはそういうものだと。
だから選手の中には良いことが書けない選手も出てきます。
思いつくことが反省ばかり。
だから書くことも反省になってしまうんですね。
そんな選手もデュランコーチのおかげで視点が変わってだんだん良いことに気づけるようになるから面白いものです。
そうしてやっと上達が始まるというのがデュラン流のようです。
それからスイングについて。
彼は選手にスイングを教えようとしないんですが…
実はデュランコーチは現役時代、正確なスイングを追求する理論派のゴルファーだったそうです。
こだわっていたのは『正しい技術』。
でも、それだけではプロの世界で勝てずに指導者に転向。
その後、4歳のタイガー・ウッズと出会い、タイガー・ウッズをコーチする中で次第にゴルフに対する考え方が変わっていきます。
ある日、ミスをしたタイガー・ウッズに無理矢理正しい技術を教えたらかえって悪くなってしまったそうです。
そしてデュラン氏は気づきます。
彼は自分の感覚で成功するイメージを持っていたんだと。
そして彼は言います。
「ゴルフは自分でできるんだと自信を持って学んでいくもの。コントロールしすぎると自由で豊かな才能は伸ばせない」
自分なりの感覚をつかんだ時に可能性が広がるんだと。
あ〜、こういうコーチがいたからタイガーウッズという史上最高のゴルファーが育ったのかと妙に納得しましたね。
一説によるとタイガー・ウッズのお父さんはすごく厳しい人だそうです。
そこにデュランコーチが入ったことでうまく調和したのかもしれませんね。
まあ、全部説明すると長くなってしまいますので、ぜひ見てください。
僕は頷きっぱなしでした。
さあ、どうぞ。
(前編)
(後編)
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