こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。
昨日はドラフト会議が行われました。
我が母校である敦賀気比高校からは前川誠太選手が広島東洋カープの育成2位で指名を受けました。
前川誠太内野手を広島が育成2位指名 敦賀気比高校、プロ野球ドラフト会議 https://t.co/XkqjjVHbJd
— 福井新聞メディア (@fukuinpmedia) October 11, 2021
まあ、毎年言うことですが、これからNPBというとんでもなく厳しい世界に飛び込むわけですから軽々しく「おめでとう」なんて到底言えません。
それでもNPBで戦う権利、これを手に入れられたことはありがたいことです。
広島東洋カープさん、本当にありがとうございました。
で、実は彼は私が小学生の頃から関わってきた選手の一人なんですね。
実際にこの中にいるので見てみてください。
で、現時点で本音で言うとNPBの選手と比べると肉体が大きく劣っています。
スイングも弱いです。
守備は…
捕球に関してはプロ野球選手になってグラブのサイズをワンサイズかツーサイズくらい大きくしたら通用すると思います。
彼のグラブは手のひらサイズなんでね。
こんな小さいグラブで高校野球のショートをよく守るなっていうくらい小さいんですが、それは実は何か意味があったのかもしれません。
スローイングはもっと頑張らないとNPBでショートを守るのは厳しいでしょうね。
走るスピードももっとレベルアップして欲しいな。
って、ちょっと厳しいことを言いましたが…
実は彼の抱えている野球選手としての問題は体を鍛えることで全て解消するんですね。
それに彼がどれだけ気づけているか。
気づけていたとしても、その問題を解決するほどの根性が彼にあるか。
要するに食べることに大いに問題がある選手ですからね。
問題に気づけていたとしても、実際に食べられるようになるかというと、そんなに甘いものではないということです。
何やら最近は食べさせようとしたら虐待だと言われるらしいですけどね。
彼には甘いこと言ってたら野球人生が終わってしまうよって伝えてあげたいです。
実際に高校野球生活の2年半で彼の体にほとんど変化がなかったのが何よりの証でしょう。
甘くて、甘くて、甘すぎます。
誠太に比べるとキャプテンだった大島正樹は高校生活でしっかりと体を作ってきたと思いますね。
でも、今日の福井新聞にこんなことが書いてあったんですよね。
「死にものぐるいで頑張って、まずは支配下登録を目指す」と意気込んだ。
広島指名、敦賀気比高校の前川誠太は守備が大好き 夏の甲子園で8強進出貢献 2021プロ野球ドラフト会議|福井新聞オンライン
こういう記事を見ると「昨日の夜は死に物狂いでメシ食ったのかな?」とか「今日の朝はご飯何杯おかわりしたんかな?」とか考えてしまうんですね。僕は。
もし、すでに勝負が始まっていることに気づいてモリモリ食べてたとしたらNPBの世界でも彼の才能なら成功するでしょうね。
だって、あの大谷翔平選手がですよ。
「ご飯 夜7杯、朝3杯」大谷翔平が10年前に書いた、81個の”マンダラの約束”
左上の「体づくり」に必要なこととして書かれている「食事 夜7杯、朝3杯」はご飯の量だ。高校生らしくて微笑ましいが、この食事を摂ったことがメジャートップの本塁打を量産する大きくたくましい肉体につながっているといえる。
「ご飯 夜7杯、朝3杯」大谷翔平が10年前に書いた、81個の”マンダラの約束”|PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
こうやって体を作ってきたわけですから。
甘いことは言わずに大いに影響を受けて欲しいと思います。
で、誠太の凄さはバッティングに関していうとコンタクト能力ですね。
これは小学生の頃から見てきた僕が言うんですから間違いありません。
高校野球の最後の試合までは空振り三振をしたところなんて見たことがありませんでしたから。
高校野球最後の試合になった京都国際戦で平野投手の高めのストレートを振ってしまった。
あのボールを振ってしまった理由は何かわかりませんが、あんなのは最後の最後で初めて見ました。
それくらい三振しない選手です。
ところで、今のプロ野球選手の中で三振の数より四死球の数の方が多い選手って誰かわかります?
パッと調べてみた感じでは…
吉田正尚選手(オリックス)、森友哉選手(西武)、鈴木誠也選手(広島)、マルテ選手(阪神)青木宣親選手(ヤクルト)、浅村栄斗選手(楽天)、中村晃選手(ソフトバンク)
これくらいだと思います。
名前を挙げればわかると思いますけど良いバッターばかりですよね。
で、前川誠太はそれが実現できる数少ない選手です。
パッとみたらスイングが弱くて迫力に欠けるなと思われがちですけど…
コンタクトという部分だけで見てみると、今年の高校球児の中では間違いなくトップクラスでした。
だからこそ強さが欲しいんですよね。
四球を増やすために。
そしたらNPBでも3割打てると本気で思っています。
今の時代は振れる選手が好まれる時代ですけど、高校生で振れると言われてNPBに入った選手って大概苦労しますよね。
だってバットに当たらないんですから…
振れたって意味がないわけです。
冷静に考えてみても「バットが振れるようなる」のと「バットに当てられるようになる」のは、どっちが簡単だと思います?っていう話なんですよね。
だから、そういうことです^^
まあ、とにかく前川誠太は体づくりでしょう。
これができるか、できないかに尽きる。
本当に自分に厳しく、死に物狂いで頑張って欲しいと思います。
あとは、敦賀気比高校の同級生たちですね。
彼の指名に刺激を受けて奮い立っている選手がたくさんいることを願ってます。
僕は何も言わずに黙って見てますが、甲子園が終わってからふざけた選手が何人か出てきていますね。
何かスターになったとでも思っているんでしょうか?
もちろん、しっかりと次の目標に向かって悔しさをエネルギーに変えている選手もいるようですが、勘違いした甘っちょろい選手が何人か出てきていることに落胆しています。
まあ、ここらでひとつだけ伝えておいてあげたいのは…
これは自分の息子にはすでに伝えたんですが…
今年の敦賀気比高校の選手の中で大学野球の世界で活躍する選手はほとんどいないということです。
大事なことなんで大きくて太い字にしておいてあげます。
今年の敦賀気比高校の選手の中で大学野球の世界で活躍する選手はほとんどいない。
この現実に気づけている選手がどれくらいいるのか、すでに勝負が始まっていることに気づいている選手がどれくらいいるのか分かりませんが、ここら辺で気づいたらまだマシなので気づいてくれたらなと思います。
では。
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