バッティング

【落合博満×吉田正尚】バッティングに対する思考の違いとは?

こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。

いや〜、面白かったので紹介します。

何が面白かったって関西地方で放送されているスポーツ内閣という番組のことです。毎週、水曜日の深夜に放送されているんですが昨日は落合氏が出ていていつにもまして面白かったんですよ。

まず一つ目に北村弁護士という方が「ジャイアンツで育たなかった大田泰示選手が日本ハムに移籍してから成長したのはなぜですか?」っていう質問をされたんですが、この質問に対してやっと私が思っていたことを落合氏が伝えてくれました。

多分、北村弁護士は「ジャイアンツの指導方法が悪い」と言って欲しかったんだと思うんですが落合氏はこう言いました。「彼はジャイアンツの外野陣と戦って負けたということを周りの人がちゃんと認めてやらないといけない。そうじゃないとすぐにジャイアンツは育てられなかったっていう話にしたがる。なぜ、日本ハムで打てているのかというとぽっかり場所が空いていたんだね。余裕を持ってゲームに出ていけたんだろうと思う。そしたら自然にゲームに出る機会が増えた。ゲーム慣れしてきた。自分も余裕が出てきた。それで結果が出てきた。ということなんだろうと思う。」とおっしゃっていました。

で、ちなみに私の意見も付け加えさせていただきますと、これが大田泰示選手が成長してきた2014年からジャイアンツでの成績なんですね。

これを見てみると2014年の打率は.246でホームラン率は.030。2015年の打率は.277でホームラン率は.007。2016年の打率は.202でホームラン率は.035。で、日本ハムに移籍した2017年の打率が.258でホームラン率は.035。2017年にホームランの数は増えましたがホームラン率で見ると大きな変化はありません。ジャイアンツでも同じだけチャンスをもらえれば同じぐらいの本数は打っていたんでしょうけど落合氏が言うようにジャイアンツでは外野陣との競争に負けてしまったということでしょう。

で、今シーズン(2018年)のここまでの成績は171打数44安打10本塁打ですから打率.257でホームラン率は.058ですか。確かに今シーズンのここまでのホームラン率は少し高くなってますので落合氏が言うように慣れと余裕が出てきたのかもしれませんね。ただ、出塁率や打率を見てみると日本ハムに行って驚くほど飛躍的に技術が上がったとは言えない気がします。

まあ、この話はこの辺にしといて本題に入りましょう。

実は昨日のスポーツ内閣の中でオリックスの吉田正尚選手が出てきたんです。そこでまずは自分のバッティング理論を紹介して…

ここで吉田正尚選手が話した内容はバッティングを追求している者なら頷くような内容だと思ったんですが落合氏は思考が違うんでしょうね。思わずこんな言葉を口にしていましたよ。

「そんなこと考えて打つんかぁ〜?」

まあ、まだ落合氏と吉田正尚選手の思考の違いは置いといて吉田正尚選手自身は…

そして、落合氏に質問をぶつけました。

この質問に対する落合氏の答えはこうでした。

そして…

このように『その人の体に合った打ち方でいいんだ』と。「100人いたら100通り、1000人いたら1000通りの打ち方があっていいんだと思う」というのが落合氏の答えでした。

そして、ここからは落合氏の体の話で落合氏はこんなことを言うんです。

そして、吉田正尚選手のスイングを見ておっしゃったのは…

「上手いこと高めのボールも上から打ってるじゃない。ちょっと左の肩が下がるのは気にはなるんだけどね…。気にはなるけども形そのものは悪くないと思うよ。」

まあ、この発言からわかるように落合氏はダウンスイング推奨派のようです。でもね、こんな小さな話は今日は置いておきましょう。そんなことよりこのあとに落合氏が現役時代に身につけようとした技術論を聞いてください。

こういう落合氏の話を聞いていて吉田正尚選手と今のところは思考が違うなと思ったのは…

吉田正尚選手はバッティングの「形」に意識があるようですが、落合氏は「技術」に意識があるということです。要するに「こういう打ち方がいいのかな」という思考でバッティングに取り組んでいる吉田正尚選手に対して、「こういう打球を打とう」という思考でバッティングに取り組んでいたのが落合氏なのかなと…

そういえば昨日の落合氏はこんな話もしてました。

「俺は(他の選手とは)別のことを考えて(バッティング練習を)やってたから。だから俺みたいな練習の方法は絶対にしちゃダメ。薦めない。(落合氏がバッティング練習で考えていたことは)バットの角度と打球の上がり具合。だから速いボールは絶対に打たない。内野フライでもいいからホームランになるような上がり方をしたら『今日のバットの出はいいんだからこれでゲームにいける』と感じていた。だけどライナー性の打球が多い時は打ってるバットの角度が悪いから『これはちょっと直さなきゃいけないな』ということで時間はかかった」

こうして落合氏の話を聞いているとバレル基準(時速158キロ以上の打球)が打てるけど170キロ、180キロいや190キロって目指す選手がいる一方で、落合氏は『時速158キロ以上の打球はもう打てるからあとは徹底的に技術を磨こう』っていう思考で野球をしていたように思いますね。まあ、あの柔らかさで160キロ以上の打球が打てたことが何よりすごいんですけど…^^;

でも、少しだけ深く野球のことを考えてみると野球というスポーツは面白いものでボールを持っていない方のチームが攻撃をするという変わったスポーツなんですよね。他のスポーツ…。例えばアメリカンフットボールとかサッカーとかバスケットとかラグビーとかバレーとか…。他のスポーツはボールを持っている方が攻撃をするんですけど、野球やソフトボール、クリケットというスポーツはボールを持っていない方が攻撃をするんですね。そして、現実の話として攻撃側がボールに触れられるのはバットに当たる一瞬だけなわけです。よく考えてみると攻撃する側というのはほんの一瞬しかボールと関われないわけですよ。その中で攻撃側というのは『一瞬をどう使うか?』をいつも問われているわけです。だから指導者というのはその一瞬を操れるバッターが好きなわけですけど、落合氏というのはその一瞬を本気で自由自在に思い通りに操ってやろうと思ってバッティングに取り組んでいた数少ない野球選手なのかなと…。昨日感じたんですよね。

あっ!いや落合氏はバレルの基準に達する打球が打てた人ですからね。まあ、その事実から目を背けてはいないとは思いますが、落合氏ほどバットでボールを操ってやろうと思った野球選手はいないんじゃないかなと思いました。そうやってバッティングに向き合ってきた方のバッティング理論ですから1000人いたら1000通りのバッティングフォームがあっていいというのもわかりますし、もしかすると全く同じフォームで打つことなんて2度とないって思っていても不思議ではないな、と。だからこのセリフも…

「そんなこと考えて打ってたら打ちたい打球が打てね〜じゃね〜か!」って聞こえるんですよね^^;

まあ、参考まで。

では、また。

 

 

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