フィジカル

壁にぶつかれる選手、壁を乗り越えれる選手

こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。

先日、サンデーLIVE!!というテレビ番組で古田氏が侍ジャパンの監督である稲葉氏の昔話をしていました。

稲葉監督のヤクルトでの現役時代を知る古田氏によると稲葉監督がプロ野球の世界で2000本(2167安打)もヒットを打つなんて考えられなかったそうです。ただ、日本ハムに行ってからは変わったかもしれないと…。その変化について稲葉監督はこう言っています。

「その時(日本ハム移籍後)に遊び心が大事だと思いましたね。」

続けて…

「若い時は結果をどうしても出したいので周りが見えなくなっちゃうんですよ。遊び心がまだなくて、古田さんが『真面目すぎるな〜、お前』ってよく言ってたんですけど…

当時の稲葉監督は古田氏によると…

引っ張り専門の選手だったそうです。

そんな選手が…

遊び心を覚えて打撃が開眼したんですって。

ちなみにこれは稲葉監督が高校時代のバッティングなんですが…

遊び心を持っていなくてもプロ野球選手になるような選手はアマチュアレベルでは輝くんでしょうね。ただ、プロ野球選手になってからは厳しいということでしょうか。まあ、要するに「振れてこそ!」の遊び心。でも、振れるだけでは壁にぶつかってしまうのも事実なんですね。

例えば、オリックスの吉田正尚選手のスイングが注目されていますが、彼の技術に注目する人はあまりいません。要するに彼のコンタクト能力やボールゾーンスイング率の低さなんかを注目する野球人というのはあまりいないということです。その辺は個人的には不思議に感じています。

まあ、これ以上言い始めると長くなるのでやめておきましょう。

そこでちょっと話を変えて実際に稲葉監督がスゴかったのは守備面なんですよね。稲葉監督って中京高校時代は背番号が『3』だったんですね。要するにファーストを守る選手でした。それは法政大学に行っても変わらなかったようで法政でもファースト。そんな選手がプロ野球選手になってから外野手としてゴールデングラブ賞を5回も受賞したんですからね。バッティングよりもどんなことをしたら守備がそんなに上手くなったのかが知りたいんですが、現役時代の稲葉監督のことを野村克也氏は著書の中で『守備に限らず、稲葉ほど努力する男を、私は見たことがない』と書かれています。

この一球―野村克也の人生論

高校、大学と4番でファーストだった稲葉監督を野村克也氏は打つだけの選手だったと紹介していますからね。それはそれは並大抵の練習ではなかったと思いますが、それだけ練習をこなせる体力が稲葉監督にはあったということでしょう。

ちなみに昨日のオープン戦でホームランを打った日本ハムの平沼翔太選手もそういう評価のようですね。

それはそれはスゴい練習量だそうです。その姿に関心するほど練習するんですって。まあ、それはそうでしょう。プロ野球選手になるまで内野の練習なんてしたことがない選手がプロ野球でショートを守ろうと挑戦しているわけですからね。生半可な気持ちでは無理です。それでも3年目で一軍キャンプに帯同させてもらえるレベルにまでなったという事から考えると彼の練習量が尋常ではなかったんだろうなというのは想像できます。そして、実際にそのレベルは驚くほどに高くなっています。

まあ、野球選手として生きていこうと思ったら乗り越えなければいけない壁(簡単には身につかない技術)というのが絶対に存在するんですね。その技術を身につけるためには日本人であろうがアメリカ人であろうがどこの国の人間であろうがそれが身につくまでやり抜く体と心が必要です。聞くところによると今の野球選手はその辺が弱いみたいですね。まあ、そういうことが大事だということを安易に言えない時代だからかもしれません。

ただ、これだけは確信を持って言えますけど壁を乗り越えれる(身につけなければいけない技術を身につける)だけの体と心を持った人間じゃないと野球界で活躍するのは無理ですよ。もし、壁にぶつかったことがないというのであればそれはもっと残念なことですが…。

まあ、そういうことが言いにくくなった時代みたいですけど、壁にぶつかった時は乗り越えられる選手であってほしいなと思います。もちろん壁にぶつかってもいないのに無理をする必要はありませんが…。結局、野球界で活躍する選手というのはそういう選手ですからね。だって心技体が備わってるわけですから。活躍しない方が不思議です。ですから、そういう野球選手が増えてくれればいいなと…。心から思っています。

まあ、参考まで。

では、また。

 

 

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