フィールディング

広岡達朗氏の守備を開眼させたドン・ブレイザーの守備に対する姿勢

こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。

ちょっと古い記事なんですが面白い内容だったので紹介させていただきます。

“守備の広岡”として開眼したのはプロ5年目、1958年のオフだった。日本シリーズで西鉄に3連勝の後、4連敗を喫し、3年連続でシリーズ敗退という屈辱を味わった秋に、日米野球でセントルイス・カージナルスがやってきた。

華やかな大リーガーの中に、いつも一人で黙々と守備練習をしている選手がいる。二塁手のドン・ブレイザーだ。よほど守備に自信がないのか、基本の捕球を繰り返しているように見えた。しかし、これは私の浅学のせいだった。基本の捕球、送球を丁寧に繰り返し、とっさの時に体が反応するように、これでもかと守備の基本動作を体に教え込んでいたのだ。

《ドン・ブレイザーは本名ドン・リー・ブラッシングゲーム。32年、米ミシシッピ州コリンズ出身。55年にリブスコム大からカージナルスに入団し、メジャー5球団で計1444試合に出場。67-69年は南海でプレーし、“シンキングベースボール”を植え付けた。引退後は79、80年に阪神で、81、82年に南海で監督を務めた。2005年、73歳で死去》

現役大リーガーでさえも基本をみっちり、丁寧に練習している。それなのに私といえば、軽い身のこなしができるばかりに基本の反復練習がおざなりになっていたのだ。

別所毅彦さん、川上哲治さんの新人いじめのような態度を、自分の守備が下手だからと理解しようと努めていたが、ではどうすれば彼らに「うまい」と言わせられるかが分からなかった。

ブレイザーの練習を見ていて、自分に足らないのはこれだと思い当たった。それからは「体の正面で捕る」という基本を繰り返した。すると格段に上達。技に頼っていたことが、呼吸で処理できるようになったのだ。別所さんはあまり口を挟まなくなり、川上さんは少し腕を伸ばしてくれるようになった。そういう意味で2人は“野球の恩人”。直接教えてもらったわけではないが、ブレイザーは“大恩師”だ。

私が今も教える基本は「正面で捕れ」。昨今の野球を見ていると、バックハンドで捕球する選手が実に多い。中にはバックハンドをわざわざ教えている守備コーチがいる。嘆かわしい限りだ。

【ありがとう八十年(53)】広岡達朗、捕球&送球の基本練習|サンケイスポーツ

ドン・ブレイザーといえばあの野村克也氏に『シンキングベースボール(考える野球)』を教えた方ですが、広岡氏もそのドン・ブレイザーに影響を受けていたんですね。

まあ、現代野球ではさすがにバックハンドの練習はした方がいいと思いますが、それだけではなくこういう練習もおろそかにしてはいけないんだと肝に銘じておきたいですね。

まあ、参考まで。

では、また。

 

 

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